日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK

2007年 03月 07日 ( 1 )

やっと更新。

朝からいい天気。
風も穏やからしい。

ここ数日どうも調子が悪くて,パソコンに向かう気になれなかった。
一歩進んで三歩後退って感じ。
でもまぁ,いろんな日があるってことだから,気持ちを楽にしよう。

河井酔茗という人の名前ははじめてきいた。
その人の詩の一部が,荒井洋治さんの本に紹介されている。

   ゆづり葉

 子供たちよ。
 これは譲り葉の木です。
 この譲り葉は
 新しい芽が出来ると 
 入り代わつてふるい葉が落ちてしまふのです。

  (中略)

 世のお父さん,お母さんたちは
 何一つ持つてゆかない。
 みんなおまえ達に譲つてゆくために
 いのちあるもの,よいもの,美しいものを,
 一生懸命に造つてゐます。

 今,お前たちは気が附かないけれど
 ひとりでにいのちは延びる。
 鳥のやうにうたひ,花のやうに笑つてゐる間に
 気が附いてきます。

 そしたら子供たちよ。
 もう一度譲り葉の木の下に立つて
 譲り葉を見る時が来るでせう。


自分たちのあとにくる人たちのことを思って詩を書いている
と,荒川さんは評価している。

そうだよなぁとわたしもうなづく。

わたしが生きていることや,仕事していることは
誰かに,できるだけ若い人に譲っていくためなんだぁと,あらためて思う。

何を譲れるだろうか。

わたしは文学者ではないけれど,美しいものを贈れたらいいなと
気持ちだけそう思う。
ただ今政治の世界で言われている「美しい」ものではなく
だから,犠牲や奉仕の心なんかではなく,明日の元気になる美しいもの
そんなものを見つけて贈りたい。

絵本のある1ページでもいい。
感動を伝えたい。
そんな気持ちもあって,いまちょっと絵本ブームです。

『オレゴンへの旅』が,いまのところのおすすめ。
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by KATEK | 2007-03-07 09:07