日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK

2007年 02月 25日 ( 1 )

原作かテレビドラマか

山崎豊子の『華麗なる一族』を一ヶ月前くらいに読んでしまったので,
テレビドラマのほうはもういいやと思いつつ,原作とどこまでずれていくのか
なんてことにも興味が出てしまって,なかなかドラマから目が離せない。

しかし換骨奪胎というか,展開のしかたの大きな違いにどうもとまどってしまう。
親の万俵大介のあからさまな息子いじめ。
息子の万俵鉄平の父への思い。闘争心。負けないという思いの強さ。
ドラマではそんなところが強調されすぎていて,ナイーブな親子関係が
でてこない。
おいおい,人間ってそんなに白か黒かじゃ,生きられないよ,たぶん,
と思いはするもの,ドラマだからなと納得。
あと3回で最後までいかなくちゃならないのだから,話は変えていかないと
ならないのは仕方ない。

と,ドラマに気がいっていて,せっかくの新日曜美術館を半分しか見られなかった。
わたしの気になっている人,志村ふくみさんの特集だったのに。

草木染から織りまでのなかに,志村さんのいろいろな思いが詰まっている。
源氏物語をテーマにして織り上げ着物に仕立てた作品をみた。

うっとりするほど美しい色のつらなり。
画面から目が離せないほどきれいだった。

志村さんいわく,平安の頃はもっと繊細な色使いができていて,
当時の紫色を出すことはまだできない。
でも,命を受け継ぎながら,もっと色を探していきたい。

(このまとめ方は,『華麗なる一族』の原作とドラマくらい,
違ってしまっているけれど,たぶん志村さんはこういうつもりだろうという
わたしなりの受けとめ方で,書いてしまった。)

平安時代は模様というものがなかったので,色で違いを表現していかなくては
ならなかったというから,いまさらにして納得。
かすり模様を生み出した人の話を読んだことがある。
なぜそんなにかすり模様が画期的だったのか,いままでわからなかった。
でも,志村さんの話で合点がいった。

本物を見てみたいなぁ・・・
情報にうといわたしです。
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by KATEK | 2007-02-25 22:41