日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK

2005年 09月 28日 ( 2 )

秋のおと 2

こおろぎの鳴き声が聞こえる。
たぶん,ねこじゃらしの草陰に潜んでいるに違いない。

秋,日が暮れてからの音楽はリュートやギターなど,つまびくものが
似合う気がする。
(そういえば前に,リュートを弾いているのが,つのだひろなんて書いた。
ぜんぜんちがうじゃない。つのだたかしでした。はずかしい・・・)

今聞いているのはポンセの曲をギターで弾いているもの。
ギター曲はわりと限られているので,すぐに「禁じられた遊び」などになって
しまうところがもったいない。
サティの曲をギターで弾いているのもいいし,ボッケリーニだったかバロック
時代の音楽もギターが入った演奏がある。

ビウェラとギター歌曲集『愛と冒険の歌』もおすすめ。
1500年代の音楽。スペインの音楽シリーズというのででている。

わたしは疲れてくると耳に音が刺さってくるので,やさしい音しか聞けない
ときがある。
こんなときに,こういう弦楽器だけの音楽はこころなごむ。

ところで,頭を休められるかもと思って,なんと
『世界の中心で愛を叫ぶ』のDVDを借りてきてしまった。
途中まで見てやめてしまった。
おもしろさがわからない。
これは高校生をターゲットにした消耗品?

最近見た『運動靴と金魚』(イランの作品)はそれにくらべて,とてもいい。
日本でも昭和30年代にならあったような話だ。ほのぼのかなしい。
(詳しくは見てのお楽しみ)

『阿弥陀堂だより』の原作者,南木佳士さんのエッセーでも読もうかな。

でも読書会のテキスト『希望格差社会』をまず読まなくちゃ。
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by KATEK | 2005-09-28 18:53

秋のおと

今日はなんだかくもっているけれど,
八木重吉の詩が無性に懐かしくなったので,ここにふたつ
書きとどめよう。

     素朴な琴

 この明るさのなかへ
 ひとつの素朴な琴をおけば
 秋の美しさに耐えかねて
 琴はしずかに鳴りいだすだろう



     秋の かなしみ

 わがこころ
 そこの そこより
 わらいたき
 あきの かなしみ

 あきくれば
 かなしみの
 みなも おかしく
 かくも なやまし

 みみと めと
 はなと くち
 いちめんに
 くすぐる あきの かなしみ


           八木重吉詩集 白鳳社
 
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by KATEK | 2005-09-28 08:01