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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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木と共に生きられる社会がいい。

仕事にいく途中に,大きなケヤキの木が何本も植わっている。
毎朝ことばにならない挨拶をしていくのだが,なんだかこのケヤキの何本かが
元気がない。
あさ最初に会うケヤキは,根元にきのこがつき始めてしまって,
とってもとってもはえてきてしまう様子。よわっているのかなぁ。
途中に立っている木の数本は,はや葉が枯れ始めている。
落ち葉になるにはまだ早いのに。
朝一番にわたしに元気を与えてくれる木々たち。
元気に長生きして欲しい。

屋久島の縄文杉は,形が悪かったり,まわりの木がきられて偶然一本だけ
太陽の日をさんさんと浴びて大きくなったりとか,偶然が重なってできた
という話を聞いたことがある。
いってしまえば,「奇形」なのかもしれない。
でも,長い時間生きのこってきたという事実。やはり畏敬を感じる。
見たことはないけれど,写真や書かれた詩から感じるものは大きい。

普通の木でも見上げるだけ大きくなるには長い時間がすぎている。
人間の寿命といっしょに大きくなってくれるのは木だ。
(かなしいかな,犬や猫は寿命が短くて,いくらかわいく思っても先に死んでしまう)
木に親近感を覚えるのは,時間の過ぎ方がゆっくりだからだろうか。

今日の東京新聞に,森林対策についての各党のマニフェストを比較している
記事が載っていた。
記事の結論は,どの党も,森林対策はなおざりだということ。
確かに年金も,税金も大事。9条もイラク戦争も。
でもどんな環境の中でどんな生活ができるかってことが,一番大事。
いくらお金があっても,汚い空気の中で,あるいは緑のないところで生きたいとは
思わない。
むしろお金はつかわず,できるだけ自分たちで小さなネットワークを作って
木や草の香りに囲まれ,ゆっくり働き,のんびり本を読めるような生活に通じる
そんなヴィジョンをしめしてはくれないか。
お金をどんどん使ってまだ足りない,という生活は望まないから。
そんなヴィジョンの中に,戦争のないことも当然入ってくるだろうし。
共存を目標に掲げて欲しい。
by KATEK | 2005-09-05 18:09