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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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「いっらしゃいませ」は喜びから。

すごい風。
昨日は春一番だったそうだけど,視界は土ぼこりだらけで,
外に出る気にもならずだった。
こういう春一番は,ありがたさがちょっと薄れる。
ゴーっていう風の音は,こわいくらいだもの。
今日もあいかわらずだ。

ところで,
先週は1週間よく動いたものだ。
われながら感心。

でも,週の後半になっても疲れてる感じをすこし無視して
動いていたから,この2日,思った以上に疲れがたまってしまった。
自己コントロールが必要と実感。

何かの本に,仕事を続けるということは,仕事に穴をあけないというのが
大事な条件だから,そのために仕事の配分を自分なりにすることや,
小休止することができなくては,と書いてあった。

山に登る時は,ほんとによく小休止する。
こんなにとまってばかりいていいにというくらい。
水分をちょっと取り,息を整える。

この感じが日常の生活や仕事にほしい。
すぐ「いい気に」なってやれてしまいそうに思えて,休みをとらない。
これじゃ,また失敗することだってあり。

人が見たらきっとこんなの仕事してるうちに入らない,そう思われるだろう
けれど,それでも仕方ないものね。

残存能力をフルに使うというのが,たとえば心身にハンディのある人に
とって,とっても大事なことだといわれている。

数日前に見たテレビで,知的に遅れがあるとされる人の雇用について
とりあげていた。
ハンディのある人を積極的に雇用している会社は,一人一人に,
さまざまな仕事をやらせてみて,どの仕事だったら効率的にできるか,
きっちり判断して仕事を任せるのだという。
そうすると,健常者といわれる人よりも,がんばって能率を上げたり
するらしい。

効率や速さをものさしにしているところに,全く問題がないかといえば,
もちろん違う。
どんなことをしたって,仕事はできない人だっているし。
でも,本人にとって仕事をしていてうれしいという感覚があるか
どうかというのは,社会の中で生きていくには大きな差になるだろう。

ある日,ユニクロのバーゲンにいったら,突然うしろから大きな声で
「いらっしゃいませ」といわれてびっくりしたことがある。
そんな昔のことじゃない。
こんなに近いところでいわなくたっていいのに,変わった店員だなと
思ってすませていた。

テレビを見てからなるほどと思う。
ユニクロはハンディのある人の雇用率が一番なんだそうだ。
そこに出てきていた店員は,わたしが声をかけられた時と同じように,
買い物に来ていた女性に「いらっしゃいませ」といっていた。
これは,彼らのがんばっている姿なんだ・・・
人に声をかけること,人に何かをしてあげることが喜びにつながって
いると,テレビでは解説していた。

うれしそうに仕事をする人の顔はいい。
その仕事の社会的意味なんてことをとりあえずぬかして。

わたしも,いい顔でずっと仕事ができるなにかをつかみたいものだ。
by KATEK | 2008-02-24 13:32