日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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きれいごとという批判

夕べのNHKクローズアップ現代をみて。

憲法9条を巡って,論点をはっきりさせようとでも思ったのか,
結果的には実に中途半端な切り張り・羅列に終わってしまった。

井上ひさしさんが,憲法をかみ砕いて,易しいことばで書き直した
ものが本として流通している。
この本について,さまざまな意見が寄せられたという。

「国民を守ってくれるものとして自衛隊は必要だ」
「戦争放棄の考えはきれいごとだ」
番組ではこういった意見が読み上げられた。

それに対し,井上ひさしさんは,

 頭の上のほうでの空論の対立にどうしてもなってしまう。
 それよりも,戦争って何かということをきちんと議論したほうがいい。

と語っていた。

わたし自身は,ここのところが大事だと思ったのだけれど,
井上さんの話は短く切られていて,議論を深めようとする井上さんの
本当にいいたいところはうまく伝わらなかった気がする。

経済同友会の二人の対立する意見もとりあげられていたが,
ここも,通りすぎただけという感じ。

例の「丸山真男をひっぱたきたい」と雑誌『論座』に書いた
フリーターまで番組にでていた。

「きれいごとだ」というなんにでもあてはまる「反論」には
要注意だと,最近のわたしは感じている。

自衛隊の場合は,それを合法化してその先,
本当に国家・自衛隊が庶民を守るのかという簡単な問いにも
こたえられない「批判」になっている。
今までの歴史ではどうなってきたのかすら,検討していない。

戦争をするということが,誰のためになるのか
そこをきちんと話あっていけばいいと思うのだが,なぜそこに
行き着かないのだろう。

フランスでもサルコジ氏が大統領として選ばれた。
これからどうなっていくのか,
アメリカ型不安社会の現状は,伝えられていないのか,
なんだかちょっとため息が出る。
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by KATEK | 2007-05-08 19:24