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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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野宿者はなぜ殺されるの?

朝からスコットランドの音楽を聴いている。
少し気持ちが(脳の興奮状態が)落ち着いてくるようだ。

野宿者の殺傷事件で少年がまた逮捕された。
80年代からこの種の事件は,途切れなくおこっている。

授業でとりあげたこともなんどかある。

加害者の少年は,たいがい「優しい」子だったり,「普通」の
子だったりする。
でも彼らは,野宿者を殺傷することについては,彼らにとって
「汚いもの」「働かないお荷物」であるからと,「平気」な顔をして
語る場合が多い。

彼らは少年だけれど,彼らの言い分は「世間」を代弁していると
いってもいい。
だから彼らは極端ではあっても,自分達の行為は間違いではないと
うすうす感じている。

今読んでいる『日本再生論』の中に,JR東日本の中央線での
人身事故について書かれていた。

中央線は東京や新宿を通る乗客数の多い路線だ。
だから飛び込み自殺があって,電車が止まると,乗客は苦情を言う。
「会社に間に合わなくなるから早くしろ」と。
一人の人が死んでいることと,会社に間に合わなくなることの
事態の重さは?
けれど,JRは死体処理(これはアルバイトの仕事だ)にかかる時間を
30分から20分くらいですますよう,乗客の苦情にこたえているという。

以前はたぶん1時間くらいは平気で時間がかかっていたはず・・・

最近中央線のレールにカラスの群れが集まるのも,この「合理化」に
よるものか・・・とかかれていた。

「役に立たないもの」は抹殺していいというのは,戦時中に
あるいは飢餓の絶えない時代によくあった発想ではないか。

今の日本社会はおそろしい。

このこと,自分の不安がまっさきにたち,想像力が働かなくなっている
ことを,大人が自覚していかなければならない。
目に見えない不安におどらされてはならない。

昨日の東京新聞に,「ビッグイシュー」の記事があった。
前にsoroさんのブログにかかれていた雑誌のことだ。
http://soro.no-blog.jp/no_blogno_life/2005/09/36_830b.html
一部200円。これをホームレス(野宿者)の人たちが売ると,
そのうち100円を報酬として受け取ることができる。

この仕事のおかげで稼いだお金を元に,2人のホームレスの人が
社会復帰・正社員として働けるようになったという。

「ビッグイシュー」の運動が日本で始まって3年だそうだ。
地道な支援と本人のがんばりが生かされるいい関係。
こういう道がいくつもできるといい。

今日は朝からベランダのゼラニウムが,風に吹かれて大きく
揺れている。
by KATEK | 2006-03-17 08:46