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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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妖怪現る

温泉から帰ってきました。
日本海側の大雪は,過疎の問題も手伝って
たいへんなことになっているようです。

私なんぞは露天風呂につかり,水色の空と冬の木の様子
をみながら,ふーっとしていたっていうのに・・・

こんなときに自衛隊をというのも,矛盾はしていますが
少なくともイラクに行っているよりはよほど国民を守ること
に役立つだろうに・・・
これをきっかけに,自衛隊は早く日本へ戻せってことに
ならないかしら・・・

話は変わりますが,温泉でふーっとしつつも,変な夢で
今日は目覚めました。

わたしのとらわれ―いい子ちゃんぶりっ子=「OOすべき」と
いう一種の正義論に,行動の指針を見出すこと。
このことに関する夢でした。

子どもの頃からいい子ちゃんはしていたものの,大学に
はいって,ある社会学の先生から,徹底して「今,自分は
何をすべきか」という問いを浴びせられ続けられました。
大学の社会学研究室付きの図書館で,バイトをしていた
2年間もいれて6年間,その先生に影響されたわけです。
(私の専門は社会学ではないのですが・・・)

なにしろ,その先生は,大学に入って勉強したいことを
さししめしていた本の著者日高六郎さんの友人であったの
です。偶然にも・・・

夢はこの先生に対し,「わたしはもう<すべき>の論理では
行動しない」と反発したところから始まります。
「やりたいこと・たのしいことをするんだ」と。

そうしたらもう80歳を越えているその先生が,涙を流しながら
急に大きくなり始め,なんとビルの4階くらいまでの背丈に
なってしまいました。

そしていろいろなところから(主に空から),妖怪・怪物の
のたぐいが,わたしめがけて攻めてくるのです。

先生は泣き続けます。

もう,ひぇーでした。

私ってこんな呪縛にとらわれているんだと思い,とっても
疲れてしまいました。

なぜか私は戦わず,身をかわすだけ。
これって,中途半端だなぁとおもいつつも,夢の見直しは
できませんから。

まぁこんなもんですか。呪縛から解放されるための予兆は。


と,また話は変わりますが,
前回ご紹介した,まどみちおさんのことです。
『兵士であること』という朝日選書(鹿野政直さん著)に
まどみちおさんは,慰安所にいくことを拒んだ,数少ない人
の一人だったと書かれていたことを思い出しました。

太平洋戦争当時,慰安所に行くことは,男性の(兵士の)
力を見せ付けるところとしても作用していました。
ですから,慰安所にいかないことは,「臆病者」「変人」扱い
されたといいます。
それでも,きっぱり自分の考えを貫いて,
あんなに優しい詩をかきました。

すごい!です。

この本に関してはもっと書きたいことがあるのでまた今度。
by KATEK | 2006-01-09 15:46