『観察と関与』中井久夫がおもしろい
2005年 12月 03日
すごい!
インドメタシンの効果。
いままで20年間もあきらめていたような頭痛が,完全にではない
にしても,おさまってきた。
やっぱり専門医っているんだなぁ。
薬に頼るのはよくないとはわかっているけれど,でも西洋薬って
すごいものなんだと実感。
ところで昨日買ってきた本。
中井久夫『関与と観察』はのっけから面白い。
戦争に行ったことのある世代がいなくなると,人間は戦争を
引き起こしやすくなるという心理についてかかれていた。
後藤田も亡くなり,自民党は「若手」ばかり。
何か問題が起こりそうなとき,民意をそむけるには戦争が一番
てっとりばやいし,儲けの対象になる。
今そのときがやってきていると,中井氏は指摘する。
でも人間は,人を殺すのはなるべく避けるという心理をもち
続けるという指摘もあった。
太平洋戦争のときアメリカの心理学の実験で,(戦争は心理学者
にとって偉大な実験場だったのだ),銃を人間に向けると,
必ず銃口を少しそらしてしまい,的中率は20%代になったという。
顔を見ては人間は人間を殺せないという。
だから後ろ向きに逃げる人は銃で撃てたのだそうだ。
本当に人を殺した人はPTSDにかかったり,死んでしまった人が
多いとも書かれていた。
だから殺したことについては真実は語られないと。
殺すことになれさせようといろいろな訓練をしても,
数週間で人を殺す気力はなくなってくるという。
だからアメリカ軍はひんぱんに兵士に休暇を与えるらしい。
一番人を殺すハードルが低くなるのは,仲間を殺されたとき。
本当に憎む気持ちが働かないと,人は人を殺せないのだ。
とするとボタンだけで人を殺せる核兵器は,一番危険ということ。
それからネットで自殺を呼びかけて,殺してしまうとか
現代の殺人の心理は,また新たな考察の対象になるのだろうか。
とまぁ,読み始めたばっかりなので先が楽しみ。
本を読んでも今までの目の痛さはなくなったし・・・
後は緊張性の頭痛と気力だけ補えばいい。
なんだかうれしい。
インドメタシンの効果。
いままで20年間もあきらめていたような頭痛が,完全にではない
にしても,おさまってきた。
やっぱり専門医っているんだなぁ。
薬に頼るのはよくないとはわかっているけれど,でも西洋薬って
すごいものなんだと実感。
ところで昨日買ってきた本。
中井久夫『関与と観察』はのっけから面白い。
戦争に行ったことのある世代がいなくなると,人間は戦争を
引き起こしやすくなるという心理についてかかれていた。
後藤田も亡くなり,自民党は「若手」ばかり。
何か問題が起こりそうなとき,民意をそむけるには戦争が一番
てっとりばやいし,儲けの対象になる。
今そのときがやってきていると,中井氏は指摘する。
でも人間は,人を殺すのはなるべく避けるという心理をもち
続けるという指摘もあった。
太平洋戦争のときアメリカの心理学の実験で,(戦争は心理学者
にとって偉大な実験場だったのだ),銃を人間に向けると,
必ず銃口を少しそらしてしまい,的中率は20%代になったという。
顔を見ては人間は人間を殺せないという。
だから後ろ向きに逃げる人は銃で撃てたのだそうだ。
本当に人を殺した人はPTSDにかかったり,死んでしまった人が
多いとも書かれていた。
だから殺したことについては真実は語られないと。
殺すことになれさせようといろいろな訓練をしても,
数週間で人を殺す気力はなくなってくるという。
だからアメリカ軍はひんぱんに兵士に休暇を与えるらしい。
一番人を殺すハードルが低くなるのは,仲間を殺されたとき。
本当に憎む気持ちが働かないと,人は人を殺せないのだ。
とするとボタンだけで人を殺せる核兵器は,一番危険ということ。
それからネットで自殺を呼びかけて,殺してしまうとか
現代の殺人の心理は,また新たな考察の対象になるのだろうか。
とまぁ,読み始めたばっかりなので先が楽しみ。
本を読んでも今までの目の痛さはなくなったし・・・
後は緊張性の頭痛と気力だけ補えばいい。
なんだかうれしい。
by KATEK
| 2005-12-03 18:12