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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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母系性社会・天皇制・共生

加島祥造『タオにつながる』朝日新聞社 を読んできた。
(お風呂の中で)

『道徳経』たぶん老子の書いたもの,
その訳を加島さんがした一節。

 すべてのものは,
 陰を背に負い
 陽を胸に抱いているのであり,
 そしてこの二つが
 中心で融けあうところに
 大きな調和とバランスがあるのだ。

陽を胸に抱くか・・・
なかなかいい響きだな。

本の中に母系性社会の「争いのない」姿が書かれていた。
母系性社会か・・・
これは民俗(族)学の話と,歴史と,いまの日本の皇室典範の話と
ドッキングして面白そうなテーマだ。
これをちょっと勉強しよう。

それはそうと,森の静けさの話がでてきたら
『もりに生きる』の共生のことが思い浮かんだ。

徳村さんの観察から。
 もし森の中で高木が先に伸びてしまったら
 低木や草花に日の光がおよばなくなる。
 森の生き物達は争わない。だから真っ先に
 葉を出し,花をつけるのは草花。
 次に,低木が芽吹き,それをまって亜高木が葉を出す。
 森の下の部分がすっかり緑になったら,やっと高木が
 芽を出すのだ。(KATEKの要約)

もちろん地中もそうらしい。
うまく根を張るところを譲りあい,絡み合って根は伸びるのだそうだ。

争わない・共生の社会
これをわたしは望んでいる。
母系性社会の勉強と,戦争に反対する気持ちとが
つながりそうだ。

うん。
今日はひとつ勉強したな。よしよし。
by KATEK | 2005-11-26 21:45