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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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ちょっとソクラテス気分。

台風はあっという間に来て,さっさと行ってしまった。
いろいろ壊して。
明日から秋になるのか知らん?

原発事故に関して授業の感想を書いてもらった。
まだ書いている途中で,生徒は
「地球温暖化を防ぐには,火力発電はよくないから,
やっぱり原発が必要じゃないか」
とそんなことを隣の席の生徒と話しているのが聞えた。
でたか,温暖化!

電力が足りないという宣伝に対しては,他の方法で
十分まかなえるといってきたので,それでもまだ原発が
必要だと言う声は聞こえなかったけれど,そうきたか。

この「温暖化」という問題は,わたしにはまだ解けない。

最近売れっ子になっている武田先生(?)ほか,槌田さん
(名前がすぐにでてこなくなってしまった。よくわからない
書き方になってしまって失礼します。)など,一部の学者は
温暖化を否定している。

本屋で立ち読みして,武田さんの言い分には間違いがあるらしい
というところまではわかった。
でも他の人の「温暖化はうそ」という意見はどうなのか?
これから少し勉強しなおしする予定。

・温暖化してはいないという説
・温暖化しているのは事実だが,それほど大問題ではない
 という説
・温暖化も問題だが,地球に住んでいる人間にとって
 (とくに発展途上国の人たちにとって)生きていくうえで
 解決しなければ問題を考えたら,もっと急いでやらなければ
 ならないことがあるとする説

温暖化というのは,かなり政治的な問題になっている。
だから慎重に伝えなければと考える。
でも,こんな風に予習しながら,毎年頭の中を更新させて
授業に臨むのはしんどいことではある。
今まで自分が言ってきたことが「うそ」「不適切」だと
どんどんわかっていくから。

それに,自分自身が少しわかってくると相手に伝えることは
情報過多になりやすくなる。と,相手はわからないままに
終わってしまうという事態がおこる。

教科書に書かれていることを無味乾燥した状態のまま
生徒に提供するのが,私の職場では無難なのだ,たぶん。
でもそうできないわたし。
「適当に」というのはとても難しいやりかただ。

裁判員制度に関しても,去年と今年では,わたしの考えは
もう違ってきている。
大衆の参加は厳罰化を進めると思ってきたが,どうやら
そうでもなさそうだ。
陪審員制度,参審員制度を長く取り入れている諸外国の
例を読むと,厳罰化を防ぐ役割をになっているようなのだ。
日本人のこと,日本の制度のことだから,すぐに比較は
できないけれど。
だから,裁判員制度のよしあしもまたすぐには解説できない。
これも,また勉強のしなおし中。

読まなければならない,調べなければならないことが
山のようにある。
でも,そうして得た結果をいつまで生かせるのかと
考えるとちょっと寂しくなる。
定年までがんばれるとは思えないから。

今日も朝はひどい頭痛で起きた。
頭痛をどうにかしたいのか,夜中は寝ぼけた状態で冷蔵庫を
あけ,かっくんとしながら(8割り寝たまま)何かを食べる,
そんな日が続いている。

下肢,手・指,腕,頭といたいところだらけ。
今は鎮痛剤のおかげで指が少し楽なので,こうして書いて
いられるわけで。
でも,鎮痛剤も飲んで1日1回にとどめているから,痛みを
感じている時間のほうが長い。

そして,躁の問題。
やるなという声が頭の上の方から聞こえてくるけれど,
行動にストップがかからない。
買い物衝動,片づけ衝動・・・

地球にも,仕事にも,私の頭のなかにも未解決かつ困難な
問題が多いのだ。
by KATEK | 2011-09-22 20:38