日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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河野義行さんという生き方。

気持ちがすさんだりするから,ブログのスキンをまた変えて,
おいしそうなチョコレートのケーキにしてみた。
いつでもブレイクタイムが必要だってこと。

図書館で借りてきた本,
河野義行『命あるかぎり 松本サリン事件を超えて』
今朝から読み始めたのだけれど,朝,電車を待っている
間に涙がいっぱいでてきちゃって,困った。

澄子さんはサリン事件から意識をとりもどさないまま
亡くなっていった。
澄子さんのベッドのわきで,話しかけ続ける河野さんの様子が
わたしの頭にはりついていて,どうして意識のない澄子さんを
前にこんなに優しい顔をしていられるのか,そこが知りたかった。

りんさんのおすすめももちろんあったし。

松本サリン事件の関係者のひとりとして服役した
オウム真理教元信者の藤永孝三さんのことが,最初に書かれていて
衝撃を受けた。

彼が庭仕事が得意というのを知って,いつでも河野さんの家に
きて庭仕事をできるように,家の鍵のありかを教えてあったり,
いつでも泊まれるようにビールまで用意してあったりする,
そう書かれていた。

家族全体が藤永さんを受け入れている。
澄子さんのことを気遣ってくれる人は誰でも受け入れる。
すごい。

澄子さんにできるだけ寄り添っていられるよう,仕事もフレキシブルに
考えている。
澄子さんのためだけでなく,自分自身が楽しく生きるための仕事と
完全に割り切っている。
家族が第一。次は自分の趣味。

澄子さんにずっと語りかけていたのは,毎日あったできごと。
その日,もし澄子さんの意識があれば聞いたであろう世の中の
できごとや家族のことを話し続ける。
同じ時間を共有していると信じて。

河野さんがこんなに柔らかな顔で,厳しい状態を乗り越えて
こられたのは,「チーム河野」というかたまりだった。
そういう話も初めて知った。

家族だけで乗り切ってきたのだと思っていたのだ。
違った。

河野さんをどんなときも信じて,力になってくれる友人や仲間が
何人もいたのだ。
家族もそのなかのメンバーであり,またコアの部分だった。

あんなに人を信じることができるなんて・・・
へたをしたら,自分の苦い経験がトラウマのようになって,
人間にたいし疑心暗鬼になりこころを閉ざしてしまっても
おかしくないのに。

相方の意識がもしなくなっても,世間話をいつでも
してあげられるような,そんな気持ちをもちたい。
相方にも,もっともっと信じられる仲間がいたらいい。
相方の様々な怒りがもっと和らいで,楽しいことをするほうがいいと
いやな気分をどっかに捨ててしまえるような,そんな日がくるといい。

わたしももっともっと相方のことを信じていけたらいい。

ちょっとずれてきたかな?
河野さんの社会的な活動のことには触れずに終わってしまうけど。
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by KATEK | 2009-10-15 21:22