日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
カレンダー

<   2010年 02月 ( 14 )   > この月の画像一覧

明日は晴れるって。

わたしったら,けちな人間で,「春のひとり記念日」なんて
かっこいいことをいいながら,一方では「きらめくはずだった
わたしの30代,どうしてくれんのよ。」なーんて
ぶつくさ思っている。

楽しい思いでも,なにが原因かわからないけど残ってないし,
いやなことばかりが記憶にこびりついている。
そしてなにより,その間つめたはずの仕事上の経験が
まるでない。
歳をとったばかりで,元気をなくしてきただけで,判断とか
見かたとか,20代のまんまって感じ。

経済でもディケード,失った10年なんていうけど,
わたしだって失っているのよ,とふてくされる。

まぁそれもここまで回復してきたからいえるぶつぶつ。

でもまだまだ「ふつうに」仕事をやるだけのエネルギーがないから
なおさら不満に目がいってしまうんだな。
4月からの不安。
仕事量が増えるし,人間関係も変わる。
休みもそうそうとれない。

あぁあ。
でも明日は晴れるって。
だから元気な顔してまず行こう。

ハイチだってチリだって,四川省だって,いたるところで
大きな地震に見舞われ大変なことになっている。
日本だっていつどうなるか。
地震じゃなくたって,人生なんかわからないことだらけ。
こわがっていたら,息もできなくなるよ。
まずは大きく呼吸して。
生きてるんだってこと。今は。
そこからはじめ!

そうそう,こんなに機嫌が悪くなっちゃうのに,
ひとつ原因があったっけ。
オリンピック。

職場でもお昼の時間にはテレビをつけて
オリンピックを見ていろいろお話に花をさかせている。
「まおちゃん」なんて「ちゃん」付けで呼んだりして。

わたしはこの圧力がたまらない。
オリンピックに興味がないどころか,怖さを感じている
わたしには,職員室に居場所がない。
しかたがないから,その間一人になれるところを求めて
放浪。
この同質化。排除。
もちろんみなさん善意で,排除はしていないのだけれど。
あぁ,はやく終わって!オリンピック。
[PR]
by KATEK | 2010-02-28 22:15

昨日,記念日だった。

昨日は記念日だった。
「サラダ記念日」以降,勝手に記念日を作りやすくなった。
それにならって・・・うーん。何記念日かなぁ。

「がんばった記念日」
じゃあんまりふつうで,面白みがない。

「やったぜ記念日」・・・ピンとこないなぁ。

「ひとり記念日」かな。
こっそり祝う感じがちょっといい。

「春のひとり記念日」
この方が気持ちがいいかも。
とりあえずこの線で。

数年ぶりで(両手で数えないと数え切れない)
1年間通して授業ができた。
やっと,ここまできた。

この仕事をしていれば,年間通じて授業をするのが
当たり前で,それができないのは「失格」なのだろう。
たぶん,これほど失敗を重ねたらふつう仕事を
辞めてしまうような気がする。
迷惑かけてごめんなさいと。
でも,辞められなかった。

こんなに長い時間かかって,やっと当たり前のところに,
その入り口に来たこと,これはふつうに仕事ができてしまって
いる人には,何言ってんの?と首を傾げられてしまいそう
なほど,ささいなことなのだ。

でも記念日。
わたしが○年分生きた結果,たどり着けたことだから。
「春のひとり記念日」
他人とは比べない記念日。

でもここまで来られたのは,たくさんの人のおかげ。
このブログを読みにきてくださって,さらにコメントを
残していってくださった方,そんな方々のおかげでも
あるのだ。

電話して気遣ってくれた人もいるし,
メールで励ましてくれた人もいるし,
相方もずっといっしょにいてくれた。

来年度からは,もう少し仕事はきつくなるけれど,
なんとか乗り越えたい。
今度の春にまた新しい記念日の名前が考えられますよう。
[PR]
by KATEK | 2010-02-27 18:21
『にんじんケーキ』の続き。

この絵本に出てくる2匹のうさぎ。
オスとメスが主人公。
ジェンダーという視点からも読むことができる。

オスのほうは活動的で能動的。
メスに教えてあげる側。
メスのほうは静かで内気で,ちょっとぼんやり。
言葉数も少ない。
こういう役割あるいは設定というのは,ジェンダーバイアスが
かなりかかっているといってもいい。
オスは外に出て仕事。
メスは家の中で家事仕事。
こういうのはまさにそう。

でも,そうも読めるのに,わたしはこの絵本が好きなのだ。
なんだかんだいったって,メスのうさぎが強いんだもの。
そうとうのボケ具合なのが,かわいくて,それにとうとう
カッときてしまうオスがおかしい。

それにオスが話好き,またはよくしゃべるという設定も
また現実とは違う。

よくある人間のパターンは,男は仕事から帰ってきても無口。
その間家の中にいた女は男にいろいろしゃべりたくてしかたがない。
でも,男は「オレは疲れているんだ。余計なことはあとにしてくれ」
かなんかいっちゃって,女が怒り出す。
(ドラマの見すぎ?)

それに比べたら,『にんじんケーキ』のオスは,いっしょうけんめい
今日のことを話してあげようという努力をしていて,そこもまた
かわいい。

ということで,ジェンダーなんてことばで分析することも
できそうだけれど,そんなところではないところで,わたしは
この絵本が好きなのでした。

おしまい。
[PR]
by KATEK | 2010-02-26 21:57
絵本『にんじんケーキ』を手に入れた。
一度図書館で借りて,以来じぶんのものとして
もっていたいと思っていたのだが,なかなか書店に無く,
偶然ふと見たら絵本の中に混じってそこに「いた」。
即決。
買った。

何度読んでも主人公のひとり,結婚したてのうさぎの
女性(?)が,わたしにそっくりで,あまりにそっくりで
相方に読ませたいのだ。
わたしってこうよって。

二人は仲のよい新婚夫婦。
新婚旅行から帰って,部屋を整えたら,「会話しなくちゃ」と
考えた二人。
でも女性は話すことがうまくいえないから,男性の
つまりだんなさんに話してとお願いする。
だんなさんは話がうまいから次々話がでてくるのだけれど,
その話にワイフのほうはうまく応えられなくて,いちいち
だんなさんのいうことに従って返事をするのだけれど・・・

ついにワイフ怒り出す。
「わたしが うちきでも,ばかな ことを しても
がまんして ほしいのよ」

最後はめでたしめでたし。

うさぎが主人公の絵本はたくさんあるけれど,
どうしてこう気持ちがぴったりくるのが多いんだろう?
不思議なもんだ。

今のところ,根をつめた仕事がまだまだやりにくいし,
なにごとにも反応が遅いわたし。
若年性認知性になるかもなんて少し心配するくらい。
でも,「だめ」でもいいって,言い聞かせる毎日だ。
[PR]
by KATEK | 2010-02-25 19:34

膝がぐきっというのだ。

もう膝が痛いのが癖になってしまって,痛いよー
なんていっていられるか,とそんな気がしてくる昨今。

膝のじん帯が炎症をおこしているということでうってもらった
注射が効いて痛みがやわらいできたと思ったら,今度は
別の膝周りが痛くなり,つい最近ヒアルロンサンの注射をしてもらった。
こんどこそ痛みが軽くなった!と思ったけれど,やっぱり・・・

少し早く歩くと,ぐきっと膝が曲がりそのあとしばらく痛みで
歩けなくなる。
翌日はまたどうやら普通に歩けそう,と思うとまた午後にぐきっと。

ずっとつきあうのかなぁ。
この膝の痛み。

ちょっと疲れた感じがたまっているので,甘いものやけぐい。
膝のための体重減,筋肉運動どころじゃない。
まずやけ食いをどうにかしなくちゃ。


またまた『けさのことば』を写してしまう。

  幸運の肩車に乗った,と感じた時は,幸運の肩が
  疲れやすいものであることを忘れぬように。

                  『森鴎外の「知恵袋」』

幸運の肩が疲れやすいなんて,うまいねぇ~なんて
茶かしていいそうになるくらいいい得ている。

疲れぬほどに幸運の肩車にのせてもらおーっと。
[PR]
by KATEK | 2010-02-23 19:24
何日かパソコンを開かないでいたら,なんという
荒らされよう。
書く気力が無くても,もう少し頻繁に見ておいたほうが
よさそうだ。

文芸春秋の増刊号がなかなかいい。
題名は忘れてしまった(職場におきっぱなし)けれど,
健康とか生きることに関する対談やエッセイ,本の紹介など
しているもの。

このなかでいくつか読みたい本が出てきて,さっそく
岩波新書 小澤勲 『痴呆を生きるということ』を読んでいる。

この新書を買うときのこと。
2003年初版だから,もしかしたら売り場にないかなと思いつつ,
岩波新書のコーナーにいったら,新しい帯がついて何冊も
並んでいるではないか。
文芸春秋の影響か,または岩波との連係プレーか・・・
今は出版業界がたいへんな時代だから,本が何かのきっかけで
売れるのはいいことだと思うけれど,少しばかりひっかかったり
もする。

「生き方としての痴呆」という考え方。
(いまは痴呆ではなく認知症と呼ばれる)
介護している最も身近な人を攻撃したり(妄想から),記憶が
なくなっていったり,徘徊したりという様々な困難が
どこから出てくるかをその人の生きてきた歴史から考えると,
困難を生きていること自体が,がんばっているなぁという
気持ちに変わってくるという。

本人は失敗したくないのに失敗を重ねたり,少しづつ
傷つけられながら症状が進んでいくということ。

介護する側の困難と介護される側の困難と,どっちも
少しずつ軽くしてあげられるような,介護の社会化が
進むといい。
でも今の介護制度,あんまり使い勝手がよくなさそうで・・・
もう少し勉強しておかなくちゃと思う。

わたしも老いは始まっている自覚がある。
一度にたくさんの種類のことをこなせなくなってきた。
忘れっぽい。
20代にはなんの苦もなくできたことが,今はまったくできない。
ものを覚えられない。
わたしの場合は薬の関係もあって記憶もあいまい。
できないことだらけ。

でも,そういう苦痛だけを考えていたってしかたないわけで。
いい老いかたを探していかないと。
生徒は老いどころか,わたしの精神年齢は自分たちと同じ
くらいだと思っているようで・・・
その意味で,わたしを若返らせてくれるサプリメントかな?
生徒達。
[PR]
by KATEK | 2010-02-21 15:48
今日,やっと,今度こそ気づいた。
今日が!バレンタインデーだったってこと。

バレンタインデー終わっても,まだチョコレート売ってるぞ,
はてな?と思い,相方に「今日何日?」ときいて納得。

ずいぶんぼーっとしちゃってるなぁ。
わたし。
でも相方は「昔からだから大丈夫」と太鼓判をおしてくれる。
10代の頃からそうだったとすれば,そうなのかな。

話し変わって,

またオリンピックだ。
わたしはこの時期が嫌い。
日本・金・メダルこのことばかり。

金メダルをとれる選手は,遺伝子が違うなんて話も
テレビで放送するようだけれど,ここまできたらもう変!
としかいいようがない。

映画『ガタカ』を思い出す。

優秀な遺伝子をもっている人とそうでない人を識別する世界
なんてなったら,どんなに息苦しく空しいことか。

なんて話を相方としていましたよ。
[PR]
by KATEK | 2010-02-14 18:13
生徒に教えられて,先週やっとバレンタインデーが
今日だと認識した。
てっきり15日だと思っていたから。

具合の悪い頃は,(大学生の頃もかな)バレンタインデーに
チョコをあげるなんて,チョコレート会社の陰謀!
そんなかたちで(男に貢ぐような形で)愛を伝えるなんて
ナンセンス!!
って思ってた。

でもこの頃はちと違ってきた。
昨日もしっかり職場でチョコ配り。
(誰にあげるかがまた難題で・・・なにしろ数が限られているので)

JIM-NETのチョコレートが中心。(イラクの子供の医療へカンパ)
これは説明書つきであげるので,説明書を読んでくれる人と
そうでない人,はっきりわかれる。
あとはフェアトレードのなかでも安いものを小分けにして,
手作りの袋にいれて「安全ギリチョコ」と題して配る。

昔の職場ではいろんなチョコが教員の中でも,生徒から
教員にも飛びかっていて,チョコレートの話なんかもふつうに
していた。
でも,今の職場(学校というところ)は,違うんだなぁ。
もっと人間関係サバサバしていて,物の交換・ことばの交換が
ひどく浅くどうでもいいような感じのものになっている。

この歳のおばちゃんからチョコレートもらったって,
どうってことないだろうけれど,できたら人間関係にあまーい
ものを入れ込んだ方がいいかなと思うわけだ。
ちょっとチョコレート会社の商売に乗っかっても
そこは笑って済ませて。

ということで,昨日は授業とバレンタインデーのチョコ配りで
なまった頭をつかいましたとさ。
[PR]
by KATEK | 2010-02-13 13:01
放課後,時間があると美術室に行って生徒と話しを
したり何か作ったりしている。

今は皮工芸。

でもいつのまにかそしていつでも,生徒に追い越されて
生徒のほうがずーっとうまくなって,わたしが教わる側に
なっている。

すごいなぁ。
やっぱり若いってすごい。

わたしなんぞは,目が痛いだの手が痛いだの言ったり,
実際2時間も続けて作業に集中するなんて無理。
頭痛がしてきてしまう。
だから,いつもできるものは途中までとか,やりっぱなしとか。

そんな間に生徒は着々と,めがねケースだのブックカバーだの
どんどん作っているのだ。

あぁあ。
わたしも来週からは作りかけだったもの,きちんと仕上げていこう。

・皮の裏の面を処理して毛羽立たないようにする。
・切った皮のフチを削ってボロボロした感じをとる。
・カービングしかけたものを,きっちりやりとおす。
・ケータイケースの型紙を作って,皮を裁断する。

まずはこんなところ。
縫っていくのは来週かな。
急ぐからいけないんだってこと,よーく自分にいい聞かせなきゃね。


今日の東京新聞,けさのことばにまさにタイムリーな
こんなことばが載っていた。


    成長できない者にかぎって,飛躍したがるものである。

                   エリック・ホッファー

そのとおりでございます。
エリック・ホッファーの本も買ったまま,未読!
耳が痛い!
[PR]
by KATEK | 2010-02-12 20:47

光のくすぐり

天気の悪い日がまた続いている。
どうも苦手だ。

そんな時には,切り取ってあった詩のご紹介。

またまた「東京新聞 けさのことば」より

  
   幸運は忍び忍びやつて来てわが屋根にとまつた,
   音も無くつむ雪や,夜置く露のやうに。

         『へリック詩鈔』 (森亮訳)


このことばの解説のなかに,もう少し紹介されている
部分がある。

  日差しが立木に当たるとき
  おもむろに光のくすぐりが枝々にひろが・・・


今の時代,こういうリリックなことばたちは,なんだか
わきにおかれがちな気がするけれど,時にはこんなのも
いい。

「光のくすぐり」なんてとくに好きだ。

固くなりがちなこころやからだ,
こういう少し前の時代のことばに治してもらえたら,
なんて思うときもある。

さて,『カチンの森』の映画を見てきた話は,
またこんど。
[PR]
by KATEK | 2010-02-11 21:50