日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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DVDだけれど,久々に映画を見た。

『4分間のピアニスト』
ドイツ物とあって(?)しんどい背景がある映画。

刑務所に入れられた暴力的な女性。
ピアノの演奏では天才的な力を持っていた。
彼女の音楽の力を見出した刑務所勤めのピアノの教師。
ふたりとも,ハードな歴史を背負っている。
ピアノの教師とともにコンクールまでたどり着く。
でも・・・

悲しい。
わたしには。

ピアノのコンクールで弾き終り,初めてきちんとした
お辞儀をしたとたん手錠がかけられる。

その後の彼女に平安がきて欲しいと願うしかない。
フィクションであっても。

西島秀俊さんがいっていた。
「映画を1日3本みれば3つの感動が得られるじゃないですか。
そんないいことないですよ。」

この映画もひとつの感動かもしれない。
心へのゆさぶり。

痛い気持ちはどこかにもっていたほうがいいから。
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by KATEK | 2008-11-30 21:52

少年の動機。

ちょっとまじめな話。

今まで他の教員が授業をしていたのを,引き継いだ形で
授業をしている。

裁判員制度のビデオを見たばかりの生徒達だったから,
それにからんだ話をしてみた。

19歳の少年が,仕事のことで父親に怒鳴られ「カッときて」,
「誰でもいいからひき殺そうと思った」として,実際人を
車でひき殺した事件。

事件が多すぎて,あまりめだたないままニュースとして
流れてしまった感がある。
実際,ウェッブ上の文章も短い。

「裁判員制度のビデオみたでしょ。
あなたが裁判員に選ばれたとして,この少年のことを
裁くとき,どんなことを考えるかな?」

「もっと少年のことについて知りたいことはない?」

ときいてみた。
人を殺したことに違いはないけれど,動機を知るのは
大事なことだし,もしかしたら執行猶予になるかもしれないし,
なんてことを話しながら。

最初は,
「殺したらだめでしょ。」
としか反応しない。

でも,
「もう19歳だよ。お父さんに怒鳴られたからといって,
人をひき殺したくなる?
なぜお父さんに反抗しないのかな?
けんかしたらお父さんより強いかもしれないじゃない。」
と話したら,

「そりゃ,ずっとなにかがあって,それが重なってやったんで
しょ。ただカッとなっただけじゃないでしょ。」
と,ここまではきた。

でも,少年に質問してみたいこと,
という発問には,言葉で応えるのは難しかったようだ。

「家族のこと,この文章には出てこないよね。
お母さんは,少年の味方になってくれなかったのかな?
それともお父さんと二人暮らしだったのかな?」

「中卒って書いてあるよね。
中学校卒業してから,お父さんの会社で働いてきたって,
どんな気持ちかな?」

「警察では,ちゃんと自分のことはなせたのかな?
無口な性格と書いてあったよね。」

など,こちらが聞いていかないとなかなか
文章には書かれていないことが読み取れない。

わたしの授業自体の問題もあるけれど,
こんな状態の子ども達が,数年後に裁判員になって,
どんな役目を果たすのだろうか,と考えてしまった。

執行猶予というものも知らない。
取調べがあって,それが検察に送られて,という
手続きも知らない。
いろいろ問題のある裁判員制度が,少しでも機能するように,
知らせておくべき知識はたくさんありそうだ。

ところで,
朝,鳥の声に気づいたのは久しぶり。
もったいないことしてきたな。
鳥の声くらい,楽しみながら朝の支度をしたいもの。
来週からは,もっと余裕をもてるといいな。
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by KATEK | 2008-11-29 06:48
原則として,雨の日は調子が悪くなるはずなのに,
今日はクリアー。(いまのところ)

原因は・・・

いつも通る道。
車の往来もわりと多いところ。車道に沿ってたっている神社。
ここにはお狐さまがまつってある。

神社の入り口にもお狐さまが,両脇にたち,鋭い視線を
放っている。

車道の近くなのに,ここだけすっぽり異界。
うす暗い境内。
うっそうとする木。
なにかを感じる。
そんな場所。

でも,今日はくすっと大笑い(!?)してしまった。

怖い顔しているお狐さまのあたまに,黄色い落ち葉が
ピターっとはりついていて,間抜けなんだもの。
あたまの落ち葉も払い落とせない,でもえらいお狐さま!
いいなぁ・・・

ここですっかりリラックスしてしまったわたしは,
今日も授業をこなし1週間なんとかのりきりましたとさ。
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by KATEK | 2008-11-28 17:37
とりあえず,元気です。

毎日・毎日微妙に,(わたしにしかわからないくらい)
仕事の量を増やしながら,かつ自分のことも観察しながら
進んでいます。

でんでんむしむし,かたつむりーくらいの速度です。

先週2時間続きで授業をしたら,帰宅後調子を悪くして
しまったのに,今週は違います。

職場での仕事も,家事もどっちもちょっとづつ,
まさにマラソンするように,しんどいのをちびっとだけ
のり越えて,前に後ろに,また前に進んでいます。

書きたいこともたくさんありますが,ここもがまん。

今,何を優先するかを最大限に考えて「がんばって」います。

また書きます。
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by KATEK | 2008-11-26 17:38

西島さんの『蟹工船』

また録画したドラマ「ジャッジ」をみてしまった。
西島さん,いいんだなぁ・・・
法律がこんなふうに使われるってことは,今の社会では
あんまり期待できないけれど,でも希望は作り出せる。

ドラマにしても映画にしても,ついつい司法がらみのもの
を見てしまうくせがあるけれど,やっぱりどっかに
理想みたいなものが欲しいのかなぁ・・・

でも,ドラマのないように関係なく,西島さんはいい。
1日3・4本映画を見るなんてことはざらにあることらしい。
ともかく西島さんには映画しかないみたいで,そういう
ところがいいんだな。
実際の西島さん本人は,おおざっぱな人みたいで,
感性がすべて映画にむけられている感じ。

その西島さんが『蟹工船』にでるんだそうだ。
映画になるとか。
船の監督者の役らしい。
一番どす黒く暴力的で,自分のもうけのためには,
労働者の命なんか関係ないというような人物。
どういう演技をするんだろう?

陰のある役の映画しかみていないから,この蟹工船は
見たい。

まったく別の話で,おととい読んだ教育関係の本には
久々感動。
というか,がんばる気力をくれた。
これについてはまたそのうちにかけたら書こう。

世の中,おかしな事件ばかりで,そういったことには
触れない最近のわたしだけれど,本当に批判するとか,
対抗するとかいったことを,具体的に書けないから
まぁ,しかたがない。

わたしは今のわたしの課題に取り組むだけ。
余力で社会の動きは追いかけたいけど・・・
ただ気持ちと体力でフレキシブルな状態ではいたい。
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by KATEK | 2008-11-23 21:00
新聞の広告に,食べないで生きるという内容の本が
紹介されていた。(三五館)
そこまでいかなくとも,食べないことの心地よさは
なんだかわかる。

といっておきながら,今日は「タロイモスティック」という
ものを食べてしまった。
コンビニで売っていたもの。
ベトナム産。
わざわざタロイモをこんな形で食べるのは,金持ちの国の
おごりかな,なんて思いつつ,「うん,なかなかおいしい」と
気に入ってしまった。
糖類など,ほか添加物も少ない。
また買ってしまうかも。

授業で,塔和子さんと桜井哲夫さん,二人の詩人を
紹介した。
ふたりとももとハンセン病患者。
わたしはふたりの詩によく励まされている。

最近41歳のお誕生日をお迎えになったブログの知人に
むけて,たとえばこんな詩を贈ります。

 
    おじぎ草

  夏空を震わせて
  白樺の幹に鳴く蝉に
  おじぎ草がおじぎする

  包帯を巻いた指で
  おじぎ草に触れると
  おじぎ草がおじぎする

  指を奪った「らい」に
  指のない手を合わせ
  おじぎ草のようにおじぎした

        『桜井哲夫詩集』 土曜美術出版販売

この詩は,桜井さんの詩の中で有名な詩だけれど,
何度読んでもいいものはいい。

キムキョンミさんの書いた『しがまっこ溶けた』(NHK出版)
にも出てくる詩。
桜井さんとの交流を書いた本。
これもとっても素敵な本。
読み返したくなる本です!
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by KATEK | 2008-11-20 18:24
立川昭二 『年をとって,初めてわかること』 (新潮社)を
ときどきめくっている。

(といっても,借りている本なので,まだほとんど読んでいない
のに,返却日が近いというのが,実状)

わたしが老いのことを考えるには,まだ早いのかもしれない。
もしかしたら。
だって,いわゆる働き盛りの年代のはずだから。
でも,老いのことのほうが,気にかかる。
楽しい,素敵な老いをのぞんでいるからかな。

「老いを笑う」として,田村隆一さんの詩が紹介されていた。

    「哀歌」

  奴隷だって歳をとる
  いまじゃ
  この世は奴隷ばかり
  ゴルフ ジョギング 水泳
  それも必死の形相で
  アデランスをかぶって疾走する
  中性脂肪 血糖値
  二日酔いまで数値ででてくる
  お腹ばかりが妊娠なみ
  頭のなかはカラッポで
  コンピューターが働いてくれるってわけ
  無人化工場の進出で
  かえって奴隷の仕事は多様化された
  生涯教育なんて笑わせるな
  生涯奴隷のはじまりじゃないか
  総入歯と総入歯がキスをして
  愛をささやくなんて真っ平だ
  いつまで生きるか分からない
  いつまで生きるか分からない

         詩集  『奴隷の喜び』より

田村隆一さん,61歳の時の詩だそうだ。

この詩,評価はわかれそうだけれど,こんなふうに
書いているってことがちょっとうれしいような,おかしいような,
切実でもあるような・・・

ここのところ,「老い」の定義はずいぶん変わってきているから,
60・70歳代はまだまだなのかもしれない。
老いにははいらないってこと。

でもからだやこころの状態は,人生の折り返しを過ぎた
あたりからずいぶん変わってきているとの,実感はある。

これからの日々,どうなるんだろう??
少なくても,今,
やっと調子がよくなりだしたこともあって,
生きなおすという意気込みはある。

老いても現役。
しかも静かな境地でといけたらいいな。
  
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by KATEK | 2008-11-19 20:06

母の言葉,思い出した。

NHKで放送している「ジャッジ」というドラマ。
いつも録画して後で見ている。

西島さん(主人公役の人)のファンであるわたしは,
それだけでもなんだか感動してしまうのだけれど,ドラマ
自体も気に入っている。

(裁判員制度の広報番組みたいにもなっているところは
気に入らないのだけれど)

さっき見た回のは,相続をめぐるものだったけれど,
14条「法の下の平等」というのが,ノートに大きな字で
写し取られていたり,いろいろな場面にでてきて,そこに
また感動。

学生の頃,一番好きだった条文。

西光万吉さんのまとめた水平社宣言にでてきた平等の
ことばも感激的だった。

こういうことばとかせりふに,うるうるしてしまうのは,
青臭いといえばそうなのかもしれないけれど,まぁいい。

録画したドラマは,一回見ると消してしまうのだけれど,
今回のはとっておいてもう一度みたい。

今日はほぼ1日,お裁縫。

母はわたしに,裁縫を習わせるのに,そういう関係の学校に
進学させたかったようだ。
午前中,ミシンをかけていたときは思い出さなかったのだけれど,
夕方になって手縫いをし始めたら,突然思い出した。

糸をいたずらに長く切らないように,って糸をとおしながら,
わたしに教えてくれたっけ。

なかなか針の穴に糸を通せない母。
夜になると裁縫はしにくいから日中にするんだよ,といっていた母。

となりで見ていたときは,何だか不思議な気がしたけれど,
あの頃の母よりずっと若いうちから糸とおしもできなくなってきた。
このわたし。

でも,糸を長く切ってしまって,糸が絡まりあっている状態を
みながら,物分りの悪い自分がいとおしくなった。
あの頃と同じだって。

そうそう。
作ったのは,風呂敷を使ったバッグ。
両側にバックル(?)をつけた肩掛けひも。
どちらも,肩こり防止ようの設計のつもり。
なるべく肩全体で重さを受けられるようにした肩掛けひもと,
幅の広い布をつけて結べるようにしたかばん。

小さい頃から,設計図なし,見本なしで好きなように作っちゃう
わたしのやり方は変わらず。
アイロン掛けも同時にしながら,丁寧に作ったつもりだけれど,
どうなることかは,未知!!
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by KATEK | 2008-11-16 19:05
わたし,
100万回!なんて大嘘はつかないけれど,
たぶん50回くらいなら,
毎日こう言っている。と思う。

「うわぁ~,きれい!」
「すごーい!」
「うー,気持ちいい!」

空と緑のおかげ。

木を見て,葉っぱを見て,草を見て,落ち葉を見て,
虫食いの状態を見て,
空を見上げて,光を通した葉っぱを見て,
土の香りをかいで,木の香りをかいで,
サザンカや知らないところで香っている草木の香りを感じて,

なんて微妙で繊細で美しいんだろう。

ことばにも,写真にも残せない美しさ。

たぶん日の光の下で,そばに近づいて,じーっと見て,
そうすると見える不思議な美しさ。

わたしの場合はとくに技術もないから,写真じゃ絶対残せない。

黄色と緑と茶色と赤と紫と,こんな色たちが場所をわかちあい,
けんかをせずに,むしろそこに共にいることで美しくなる。

遠くから見るとぼやけた草や落ち葉でしかないけれど,
そこにいて,空気を感じながら手にとると世界が変わる。

あぁ,わたしはなんて美しい世界にいるんだろうって。

こんな喜びを与えてくれる何気ない空や風や木や草に,
そして土・大地に感謝。
虫にも,すべての生きものにも。
たぶん。
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by KATEK | 2008-11-14 21:01
なんだかよくわからなくなってきた。

定年退職してしまった例の問題の自衛隊元幹部の人。
いろんな問題があるので,それと切り離して語ることは
できないのだろうけれど・・・

表現の自由の問題。」

と,上の行までは昨日書いた。
でも,気分変わって削除してしまったので,

お騒がせしました。
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by KATEK | 2008-11-13 21:48