日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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<   2006年 01月 ( 40 )   > この月の画像一覧

世の中とのかかわり方

メンテナンスで一日使えないのかと思ったら
違いました。
わたしってはやとちり。

今『白バラの祈り』という映画が上映されています。

学生の頃もこの題材の映画を見ました。

ショル兄弟がナチスの政策を批判するビラをまいて
逮捕され死刑になってしまう過程を描いたもの。

今回は逮捕されてからの,ゾフィー(妹)と取調官や法廷での
やり取りが中心になっているようです。

韓国でも思想統制が行われていたとき,ビラをまくことは
命がけでした。

日本でも自衛隊の官舎に,イラク戦争反対のビラをまいて
つかまった例も最近あります。
もちろん死刑にはなりませんでしたが。

ビラをまくという行為が,どれだけの重みをもっていたか
ゾフィーは本当のところ実感していなかったのかもしれません。
ビラをまいてからたった5日間で,死刑にされてしまうなんて
ありえないこと。

ワイマール憲法がまがりなりにもあったのに,
全権委任法などという法律が作られてしまったがゆえに
司法も実質的に存在しなくなりました。
そんな急激な世の中の変化の恐ろしさが,身にしみてわかる
頃にはもう遅いんですね。

日本でもアメリカとの軍事練習が,何の違和感もなく
生活の中にしみこんできている昨今,このじわじわとした動きを
いちいちチェックし,反対し続けることが必要なんでしょうが・・・

「運動家」でも「評論家」でもないわたしは,
ただ本を読むだけです。
そして生徒とかかわること。

ゾフィーの生き方を伝えていくことはできますね。
でもアジるのが目的にならないように,考え方や考えるツールを
伝えていかなければ。
禁欲的になる必要があります。

ついでに甘い食べ物にも!
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by KATEK | 2006-01-31 18:57

何をなくしたの?

今日は2度目。

なんだか無性に小説が読みたくなった。

もりゆさんご推薦の小説,渡辺洋さんの紹介してくださった
ものはどちらも行った本屋になかったので
違うものを買ってきた。

『密やかな結晶』小川洋子
『インド夜想曲』アントニオ・タブッキ
『トリエステの坂道』須賀敦子(いまさら・・・)

小川洋子のものはなんだか性に合うようだ。
この小説のことがこう書かれている。

>記憶狩りによって消滅が静かにすすむ島の生活。
>人は何をなくしたかさえ思い出せない。
>何かをなくした小説ばかりかいているわたしも,
>言葉を,自分自身を確実に失っていった。・・・

失くすってどんなことだろう。
記憶をなくす・・・
戦争の?宝石の輝きを?ある匂いを?
ある人の存在の記憶を?

余計にありすぎるものを捨てていくことと
なくすことの違い・・・

なくすことで幸せになれる何かもあるけれど・・・

いま,私は画像なしで,
『この森で天使はバスを降りた』の音楽
サウンドトラック版を聞いている。
音だけの世界には,画像にない印象の世界がある。
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by KATEK | 2006-01-30 20:39

義理チョコ

今日はなんと「義理チョコ」の注文をしてしまった。
もう何年もまえからそんなことはしていないのに。

でもpianocraftさんのページにあった
イラクの支援のはなしに,ついのっかってしまったのだ。
どんなチョコか一個は私も食べてみようっと。
(詳しくはわたしの「素敵なブログ」にあげているpianocraftさんの
ところをみてください。
バナーをはるとか,なんだか複雑なことはできないので
ページの紹介でもしようと思って・・・)

援助とか支援とかいうのはすごく難しい。
どういう人たちが「本音では」どんなことのためにやっているのか
わからないから。

実際自分で行けばいいのだが,いくつ身があってもたりないし
支援団体のことも,私の力ではどこまで有効なものか
はかりしれないし。
いろんなところにちょっと顔を出しては(カンパしては)
なんだか割り切れない思いをしている。

この人間不信というか組織不信というのは何なんだろう。

情報がありすぎると人間って疲れるもの。
そこにつけ込んで,悪さをする人もいる。
「わからないからこんなところでいいか」と情報に妥協して
ソースを確かめない私。
疲れすぎないで,自分で判断する術ってあるかなぁ。

そうだ。
明日はこのブログを書いているエキサイトが工事だそうだ。
(メンテナンス)
明日はお休みです。
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by KATEK | 2006-01-30 18:54

風になりたいなぁ

今日はなんだかずっと寝たり起きたりでボーっとしていた。
だからこれといって書くこともない。
昨日の『この森で天使はバスを降りた』は,重かったみたい。

だから昨日感じたことを書こう。



風になりたい。

ぶかぶかの真っ白なシャツをハタハタいわせて
ある人のからだを気持ちよくすり抜けていく風。

寒くて襟をきゅっと合わせさせるような,冷たい風。

誰もいない野原を静かに通り過ぎていく風。

赤ちゃんやある女性や・・・
頬のうぶげを撫でていく柔らかなほほえましい風。

体の痛みをすこしでも取り去っていくそっとした風。

こころの痛みや不安をやわらげてくれる
からだを横から,また足の裏から頭のてっぺんまで
ふきぬけていく,強くでもここちよくすぎていく風。

でも私は石のように固く,たちどまったまま。
風を少しでも感じるように,たちどまったまま。


そんな風なことを考えながら聴いていたのが
ビル・ジョーンズの『two year winter』というCD。

彼女の素朴な声と,木の間をすり抜ける風を感じさせて
くれる音楽は,私の好み。
アイルランドやアメリカにはいったことはないけれど,
木肌や,風は想像できる。

さてこれから何を聞こう。
相方のところにはまた新しいモーツァルトのCDが届いた。
10枚セットの輸入版。
なんじゃこりゃ。
(セレナーデとディベルトメントだそうだ)
キースジャレットの6枚組みも。ニューヨークのブルーノート?
ここのところでは一番いいといわれているライブだそうだ。
これにしよう。
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by KATEK | 2006-01-29 18:16
春のにおいを風が運んできた。
何がってはいえないけれど,何かしら春なのだ。

髪を短くした。
ちょっとお釜をかぶったような頭の形があらわになって
しまったけれど,イヤリングがはっきり見える髪形だ。
軽い気持ちでいきたいもの。

ところで
涙がとまらなかった。
この映画を映画館で見てからおよそ10年。
あらすじは知っているのに・・・

『この森で天使はバスを降りた』だ。

傷を深いところでせおっている女性達。
主人公はある理由で義理の父親を殺した罪で,刑務所に
はいっていた。
彼女が「更生」のために住むとして選んだ土地は,森の豊かな
インディアン伝説が残る地。

彼女はあちこちの森を歩く。
木に寄りかかり,手を触れ,木によって喜びを取り戻していく。

もちろん彼女を受け入れた二人の女性との関係も重要だ。
三人の気持ちは言葉にならずとも画面から伝わってくる。
どうしようもない悲しみ・・・

ベトナムから返ってきて姿を見せず,森にひっそりと住む
一人の男性と,彼女との声を介さないやりとり。
ここにも深い悲しみがある。
だからこそ,通じ合う二人。

最後は悲しみと再生で終わる。

また見たい映画だ。

これほど風や森や,無言・沈黙が強くメッセージとなる映画は
わたしにとってはなかなかない。

筋書きが物足りないというコメントをかく人もいるようだが
そんなのおかまいなしだ。
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by KATEK | 2006-01-28 19:43

今こそ勉強を!

「かわいい果実」をみつけた。
丸まって枝につかまっているすずめの集団。
なぜいつも同じ木に集まるのだろう。
動物行動学も面白そうだ。

ところで経済の話。

スティグリッツの,『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』
これは久々に腑に落ちる本だ。

今まで読んでいた
『グローバリズムを擁護する』とはさよならしよう。

いつIMFがその精神をかえたのか,
IMFの間違いとは何なのか,
IMFと世界銀行につながりがどこでかわったのか,

そもそも経済とは何なのかをきちんと考えさせ知らせてくれる。

特に今日読んだところは,今の小泉政権への批判にも
つながってくる。
インフレを起こすことにばかり監視の目がいったり,
自由化・規制緩和を急激に行うとどうなるか
アフリカやアジアの例を挙げて説明してくれる。

規制緩和を全否定するわけではなく,規制緩和は必要なのだ
とスティグリッツはいう。
しかし,まずその国の人たちがいかにダメージを受けずに
規制緩和するか,それをまず前提に考えよと戒めている。
準備のできていない状態での自由化は,失業者を増やす。
雇用を考えない自由化はありえないのだ。

読んでいてなんだか希望が湧いてきた。
経済も捨てたもんじゃないワイと思えてきた。

ホリエモンの件にしろ,小泉政権の三位一体の改革にしろ
人間不在のマネーゲーム,紙上の計算にしか過ぎない。
「痛みのない改革などない」ということばに
はぐらかされてはならない。
道はあるはずなのだ。

今の政策は「棄民」政策でしかない。
すでに切り捨てていい人というのが前提にあっての話だ。
誰もが,「この戦争に私は関係していなかった」といっているうちに
殺されてしまうのと同じこと。
不安を感じながら自分だけは大丈夫といって,
回りの切り捨てられていく人たちを見ようとしなかったら
それは自分にふり返ってくる。

政治と経済の本当に必要な情報と政策を提案できる
あるいは提案している人たちを大事にしなくてはならない。
そのためには勉強が必要だ。
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by KATEK | 2006-01-27 21:01

グローバリズムいろいろ

今日はなんだか疲れ気味なので手短に。

『グローバリゼーションを擁護する』は書評にあったのとは違い
私にとっては総論賛成・各論反対ってものになってきました。

なにしろ,「これは経済学者なら自明のことだが」とか
「これは証拠がないから」とかいいつつ,自分の論にも証拠は
ないのです。
経済学者によくあるパターン。
これは「所与」のこととして,あとは説明なしなんです。

それに対し,スティグリッツの
『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』徳間書店は
グローバリズムを受け入れながら,批判しています。
こちらがお薦めです。
原論のほうは手ごわそうですが・・・

毒を食らわば,ということで,
『それでもグローバリズムだけが世界を救う』ダイヤモンド社も
その次に読んでみます。
どうなることやら・・・
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by KATEK | 2006-01-26 20:36
台所から ぽこぽこ と音がする。
相方になに?ってきいてから,よく考えたら
食後にコーヒーをを温めて飲もうといっていたんだっけ。

相方はヘッドフォンの聴き比べと,私への講釈で
自分がコーヒーに火をかけたのをすっかり忘れていたのだ。

そうしたら,なんとひとつの発見があった。

半分に煮詰まったコーヒーは,インスタントコーヒーそのものだ
ってこと。
感動するくらい味も香りもそっくり。
げげって感じ。

やっぱりコーヒーは,入れてすぐ飲まなきゃね。


今日聞いた話。

ある極度の動物恐怖症の女性の治療の中で
彼女の成育歴をたずねたずねていったところ,赤ちゃんの頃
一人で暗い部屋に寝かされていたときに,
彼女の顔の上をねずみが這い回り,しまいに耳をかじって
いったことがあったらしいというのだ。
その後,30才近くなるまで,動物が怖いのと
顔の近くに布団をかけられなくなってしまったまま。
顔の上に何かがかかるのがいやだったのだという。

記憶にない子どもの頃のことも,
人生にあんがい大きく影響してしまうことがあるらしい。

赤ちゃんが泣き止まないときは,
レジ袋をクチャクチャと丸める音がききめがあるんだそうだ。
なぜ?
それは赤ちゃんが羊水の中に浮かんでいた頃に聞こえた
外界の音がそんな音に近いからだとか。

だから神経質になった大人もこの音で,ちょっと癒される効果が
あるんだとか。

わたしはだめ。
耳に水がかかる音もまた同じ。
普通はいい音に聞こえるというけれど,わたしはだめ。
怖い音。不安な音。
子宮の中で私はどんな赤ちゃんしていたんだろう??

ということで私の癒しの音や光景のひとつのモデルは
『天使はこの森でバスを降りた』という映画のワンシーン。
主人公の若い女性と,ベトナム帰りで普通の生活が
できなくなった男性とが,
無言のままはるかかなたの見渡せる草原を,丘の上に立って
並んでみているところ。
風が吹き,男性の大きな手は女性の頭に優しくかぶさり・・・
決して互いの顔は見合わないけれど,すべてがつながり
いやされていく・・・

とこんな光景をリラックスの道具に使おう。
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by KATEK | 2006-01-25 20:24

ぼけた味なんです。

今日もできるだけ温かい食べ物を,と思って30分で夕食の
したく。

ワンタンスープのスープはレトルトのものを利用したら,
「うまみ調味料」の味が出すぎて,失敗。
(お酒やしょうゆ,塩で味は変えてもだめだった)
豚肉のサラダは,青梗菜とにらを使って,炒め物に。
これも味がぼやけて,いまひとつ。

私の作るものは際立った何かにかけるのだ。
加工したものの仕様変更は,相方にはかなわない。
トホホ・・・
何でもボーっとしてしまう私。

今日は『博士の愛した数式』を読み終えた。
数学の式がこんなにも文章のなかで輝くなんて,不思議。
交通事故のため80分で記憶がリセットされてしまう元教授と
若く,でも小学生の子どもをもつベテランの「お手伝いさん」
と,その息子。
この三人の間に生まれる愛情が,静かで優しい。
数学の調和とか,数式のすっきりした感じとか,たしかに
文章になって現れている。
こんな愛情のもち方,人間関係もいい。

昨日は『ペパーミント・キャンディ』を見終えた。

主人公が電車にひかれて自殺してしまうところから
話がさかのぼっていく。
およそ30年間の間で失われたののを追う。

主人公は夜間大学生としてある女性を好きになる。
この頃は本当に希望に満ちた時代だったのだ。
朴大統領が暗殺された頃のこと。

けれど,徴兵され,ある日一人の女性を殺してしまう。
光州事件のことを暗に物語る。
ここから主人公は冷たい心に徹した人間へと変わり
刑事として拷問を平気でしたり
会社の社長として株でぼろもうけしたり。
けれど,奥さんともうまく行かなくなり時代は不況下に。
彼は,最後には無一文になってしまうのだ。

心がこんなに壊れていくってこと
悲しいほどに描かれている。

なぜペパーミント・キャンディなのかはここでは秘密。

今,光州事件は韓国では「まちがい」だったとして,
関係者・殺された人の名誉回復がおこなわれている。

(シルミド事件はちょっと扱いが違い微妙)

韓国でも歴史の風化が激しいらしい。
日本でも,北朝鮮拉致問題は今さわがれているが
金大中事件などはなぜもっと明らかにされないのか。

アジア全体で歴史の認識をあわせ,掘り下げ解明していく
時期が必要だ。
関係者はどんどん高齢化していくのだから。
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by KATEK | 2006-01-24 19:54

わからんぞ!

今日はこれで2度目。

カニってできたかな。
今日一日。
ちょっぴり,生徒の感想(授業を受けて感じたこと)を読んで
ハァーッってなったかも。
休み過ぎなければいいんじゃないって感想がほとんど。
まぁ喜んだほうがいいのだろうけれど。
来年度は,休まないことが目標か・・・

道すがらすずめが群がって何かをついばんでいるところに
でくわした。
最初は枯葉がやけに飛び散っているなと思ったら,
中にすずめが何羽もいた。
枯れ葉とすずめの色が一体化している。
おまけに「ふくらすずめ」状態。
なんだかうらやましくなった。

すずめは冬のほうがふっくらしていてかわいらしい。
夏はかえって貧相といってもいい。
そんなふっくらしたすずめのいっしょうけんめいな様子。
ちょっとばかし眺め続けたいと思ったが,
こちらが寒さに耐えられなかった。

そう,ここのところ読んでいる
『グローバリゼーションを擁護する』が
だんだんあやしくなってきた。
この著者はやっぱりアメリカの人でしかないという感じ。

引っかかるのが文化の捉え方。

前からこんな疑問が私には解けない。

奴隷であっても,自分がその状態を受け入れているなら,
そのことについて,はたの者が批判するのは不必要なことか。
あるいは現在の女性という立場に満足している人に向かって,
女性差別問題を考えさせるのは,いらんことか。

つまりディズニーランドやマクドナルドの文化を喜んで
受け入れている人に,グローバリゼーションによる文化破壊
などということは馬鹿らしいことなのかっていう問題。
あの本の著者は,喜んで受け入れていることには,
口を挟む必要がないという立場らしい。

わからなくなってきている。
まだ続きを(いろんな本を)読んでみないことには
即断は禁物のようだ。

これからは一休みして
『博士の愛した数式』小川洋子を読むことにする。
途中まで読んだらやめられなくなってきたので。
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by KATEK | 2006-01-23 18:59