日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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2005年 12月 10日 ( 1 )

外交の経験のない日本

今日は気持ちよくずっと寝ていました。
さっきからちょっと仕事。
中断して,パソコンに向かっています。

とはいえ,今日は寝ていたわけで,何の情報もありません。
なぜブログを書くのか・・・

1953年から事故死する1961年まで,
国連事務総長だった,ダグ・マハーショルドというひとの日記
『道しるべ』みすず書房 を入手しました。

日記なのですが,詩といってもいい,ことばが洗練されて
いる文章です。
公刊された当時は,ベストセラーになったといいます。

国連の仕事は今曲がり角に来ているようです。
アメリカという大国の横暴で。

スウェーデンという北欧の「中くらいの」国の目は,いまこそ
見直されるときかもしれません。
中くらいの国と,アフリカのように混乱が耐えない国とが
世界でもっと発言権をもてるようになるほうが,
健全なのではないかと思います。

中井久夫の本には,「日本は外交というものをほとんど
したことがない」と書かれていました。
日露戦争から今まで,自力で外交という平和的戦略をとったこと
のない日本。
いつも大国の介入で,戦争は終わりになり,「決着」を自ら
つけてこなかった日本。

今回の小泉内閣に現れているように,論争を避けようとする政治
はとても危険です。
力をもってしまったがゆえに,更なる力に頼るのではなしに
あたらしい外交の力をもつべきでしょう。

それには国民の間での論争が土壌として必要です。
急ぐことが優先され,論議をまともにしない日常。
これをどうにかしなくてはなりません。

論争というと「怒り」「怒鳴り声」が伴うと勘違いしてしまうような
国会やテレビの世界。
その意味でまだまだ近代を乗り越えていない日本です。

となんだか評論家のようなくちぶりになってしまいました。
ともかく,順番にですがこのマハーショルドの『道しるべ』を
味わって読みたいと思っています。
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by KATEK | 2005-12-10 22:49