『ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね』
2008年 08月 05日
岡崎京子『ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね』(平凡社)
この本が出たとき,読みたいと思いつつも,そのままにしてしまった。
偶然,図書館でこの本に出会う。
彼女が事故にあう前に書かれたものだ。
マンガ『リバーズ・エッジ』,手放してしまった。
今頃になってもったいないことをしたなと思う。
死に近いところで生きる感覚といおうか。
諦めつつも諦めきれない,はかなさとかいらだちとか,
そんなものを彼女の書いたものから感じる。
彼女は事故にあってからもう十年以上,何も書いていないんだ。
いま,なにを思っているのだろう。
世の中のテレビドラマはかっこいい職業とか,かっこいい生き方
みたいなものばっかり表現している。
(それにつられて見るわたしもいるわけだけれど)
人を死なせてしまったことに耐えられなくて,いったんは仕事から
離れた医者や刑事の話。
ひょんなことに,どちらも8年目にしてもとの仕事にもどることになる。
これが葛藤か・・・?
人を死なせてしまうなんてことじゃなくて,もっと小さなところで
つまずいてしまって,生きなおすこともなかなかできなくて,
なんていうのが普通じゃないのかなぁ。
なんでそんな人たちの,平凡の非凡を描いてくれないのかなぁ。
鳥が鳴いています。
この本が出たとき,読みたいと思いつつも,そのままにしてしまった。
偶然,図書館でこの本に出会う。
彼女が事故にあう前に書かれたものだ。
マンガ『リバーズ・エッジ』,手放してしまった。
今頃になってもったいないことをしたなと思う。
死に近いところで生きる感覚といおうか。
諦めつつも諦めきれない,はかなさとかいらだちとか,
そんなものを彼女の書いたものから感じる。
彼女は事故にあってからもう十年以上,何も書いていないんだ。
いま,なにを思っているのだろう。
世の中のテレビドラマはかっこいい職業とか,かっこいい生き方
みたいなものばっかり表現している。
(それにつられて見るわたしもいるわけだけれど)
人を死なせてしまったことに耐えられなくて,いったんは仕事から
離れた医者や刑事の話。
ひょんなことに,どちらも8年目にしてもとの仕事にもどることになる。
これが葛藤か・・・?
人を死なせてしまうなんてことじゃなくて,もっと小さなところで
つまずいてしまって,生きなおすこともなかなかできなくて,
なんていうのが普通じゃないのかなぁ。
なんでそんな人たちの,平凡の非凡を描いてくれないのかなぁ。
鳥が鳴いています。
by KATEK
| 2008-08-05 06:11