日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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「蟹工船」をいかに読んだか

なんだかくしゃくしゃに疲れて時が過ぎていった。
からだと気持ちがくしゃくしゃ。
でもいっぽうで,素敵な人との出会い,お芝居との出会い。
いろんな感情がもつれにもつれ・・・

愚痴になるけれど,夕べなんて首が痛くて寝てられなくて
起きちゃった。
薬の副作用かななんてびくついて・・・

ひとつだけあげておこう。
今日の収穫。

『蟹工船』がブームになっていることは前に書いたとおり。
どんな読まれ方をしているのか知りたくて,
『私たちはいかに「蟹工船」を読んだか』
  (小林多喜二「蟹工船」エッセーコンテスト入賞作品集)
発行:白樺文学館多喜二ライブラリー 発売:遊行社
を読むことにした。

参った。
今の,現実の世界ときっちり向き合いながら,蟹工船を読んでいる。

大賞をとった山口さなえさんの文章は重い。

団塊の世代に向かって,「あなたが読んだ「蟹工船」にはそんなことは
書かれていない,と。」とはじまる。

>私たちは現状への虚無感を抱えて,彼らのようには立ち上がれないと
>思っている。この行き場のない感覚をどうしたらよいのだろうか。

>私は1992年生まれ。

自分を囲む状況,就職難の中で生きる仲間のことを書く。

>私は絶望感で打ちのめされそうになりそうだが,心を奮い立たせて
>あえて言いたい―「本当に絶望だけで終わるのだろうか」と。

>もし小林多喜二が今を生きるとしたら,私たちが働いている職場に
>やってきて「ガンバレ」なんて励まさずに朝まで話を聞いてくれた後,
>「蟹工船」の最後を締めくくった言葉のように,やはり「彼らはたちあがった
>―もう一度!」と書き付けるのではないか。

>その一縷の想像力が無くては今の私には読めない小説なのだった。

なにかつながりを求めている人たちが,きっとどこかにたくさんいること。
そこを感じていけたら,と私は思う。
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by KATEK | 2008-06-29 21:49