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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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新聞,久しぶりに読んでいる。

桐の薄紫色の花が舗道に落ちていた。たくさん。
もうそんな時期なんだ。
この薄紫色はなんとも柔らかい色で,雨の季節の前触れのよう。

気づいたら,エゴノキの花も小さいながらぶらさがっていた。
soro72さんから木の名前を教えていただいて,もう3年がたつんだ。

季節は巡ってくる。
恵みの日本。

職場では,新聞を読むようにしている。
もう天声人語や,朝日の社説にあんまり興味もないけれど,
でも,読んでみるとやっぱりそうかと思うこともでてくる。
思ったより,日経のほうがおもしろく読めたりして・・・

遠ざかっているものというのは,けっこう新鮮にみえるもの。

教室から,中国の話をしている声がきこえてきた。

最近思うこと。
時事問題を扱う恐さ。

中国国内の人権問題を批判したり,表現の自由について語ったり,
ということはあんがい簡単なこと。
日本で流れているニュースの垂れ流しになりがちだけれど・・・

でもそのニュースが,どこまで何をどんな目的で語っているのか,
そこがあいまいだし,昨今の自主規制の様子をみていたら,
とうてい鵜呑みはできない。

日本の人権だって,表現の自由だって,他国を高みに立って
批判なんかできないところまできていると,どうしても感じてしまう。
まだ感じとしか言い切れないのだけれど。

中国のことを今批判するということは,排他的な中国批判に
つながってしまいかねない危なさもあるし・・・

生徒は断定してほしがるから,いっそう危険。

何をどう,どこまで語るか,または語らないのか,
むしろ語らないでいる勇気もいるのかもしれないと思うこの頃。

ところで,おもしろそうな本,みっけ。

『世界の貧困問題をいかに解決できるか
  「ホワイトバンド」の取り組みを事例として』 (千葉大学講義録)

ホワイトバンドのことは,もう多くの人にとって,遠い過去のものに
なっているのではないだろうか。
あれはいったいなんだったのだろう。
あの動きから何が語れるのだろう。

忘れっぽさに注意だ。
by KATEK | 2008-05-08 20:43