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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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『めがね』の批評を読んでから。

今日だってあんがい疲れているはずなんだけれど,
3度目のエントリー。

映画『めがね』のこと。

2度目のエントリーでは,なんの検索も調べもせずに書いた。
そのあとで,映画評を読んだら,けっこう厳しい評価もあって,
ふーんと思う。

主人公的な存在の女性のひとりは,小林聡美だった。

この映画は,カルト的だとか現実と離れすぎていて単なる癒し
以外にはならないとか・・・
選ばれた人が,ある感覚をもっている人だけが,あるいは洗脳
された人だけがわかる世界だとか・・・
売れセン狙いってことも。

同じ監督の創った『かもめ食堂』は,もっとリアルでシンプルで,
特に笑いを誘おうとか,秘密めいたものをいれていなかったりする。
そのシンプルさはよかった。とっても。

でも,この「変な」映画も,わたしはやっぱり好き。

小林聡美がスカートをはいていて,そのスカートの揺れている
様子を見ただけで,なんだかいいなぁと思ったりしてしまう単純な
わたしだから。

作品の物語性についてはどうこういえないけれど,
感じることが素敵なことだっていうことを,わたしは感じて,
ただそれだけでいいのだ。

映画の中に出てくる変な体操。
これで笑いをとろうとしているのかはわからないけれど,
揺れる動きが,野口体操を連想させてくれたりして,
こういう動きは気持ちいいんだよ,なんて思ってみたり。

わたしって感じ方が変なのかしらん?
批評性にかけるというか,勝手に喜んでいるというか。

まぁ,批評が不得意な点は認める。
でも,気持ちよかったんだからそれでいいや。
単純だって,カルト的なものに惹かれる部類の人といわれても。

やっぱりもう一回見る。
by KATEK | 2008-03-25 20:48