日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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蛙と草野心平

どうも移り気な性格で(飽きっぽいってこと),またブログのスキンを
変えてしまった。
桜の花も散り始めたし,青空の色がいいなぁと思って。

今日も病院の帰りに,『THE BIG ISSUE JAPAN』を買った。
いつものおっちゃんから。
近づいていったら気づいてくれたようなので,「こんにちは」と挨拶をした。
おぉ,ついに顔を覚えてくれたか。
なんだかうれしいなぁ。

今回の特集は「わからない?だからおもしろい」だ。
まだなかみは読んでいない。
明日のお楽しみ。

ところで,ゆっくり読んでいる 彦坂さんの『九条の根っこ』という本の
なかに,こんなことが書かれていた。

中国や東南アジアを旅行しても,ぜんぜん歴史認識が足りない若者たちが
多い。そして「国民性の違い」とか,「中国人は一度抱いた恨みを簡単に
消すことができない」などという。・・・というような指摘をして,それから
こんな風に言っている。

>このようなひとたちには,同じ日本人のすぐれた先輩たち―詩人の
>草野心平や作家の堀田善衛など―の爪の垢でも煎じて飲んでほしい。
>この二人にかぎらず,武田泰淳にしても竹内好にしても古山高麗雄に
>しても・・・・・前にわたしが名をあげている富士正晴にしても,時代と
>真剣にかかわり時代とともに過ったひとたちは,けっして,こんな
>ノーテンキなことは言っていないのです。

恥ずかしながら,草野心平については名前こそ知ってはいるものの
作品を読んだことがなかったので,大いに関心を持ってしまった。
どんな人だったんだろう?

岩波文庫から出ている『草野心平詩集』をパラパラとめくったら,なんと
知っている詩が見えた。

「おれも眠らう」だ。

 るるり
 りりり
 るるり 
 りりり
 るるり
 りりり
 るるり
 るるり
 りりり
 るるり 
 るるり
 るるり
 りりり
 ―

この詩を知ったのは,去年のこと。
「にほんごであそぼ」に野村万斎がこどもとカエルの格好をしてでてきて
この詩を二人で「うたって」いたのだ。
当時はなんでカエルかなんてこともおかまいなし。
この詩の作者が草野心平だっていうこともおかまいなしできいていた。
なんということ!!

草野心平の書いた,カエル語を訳した絵本がでているほど,
カエルは草野心平のなじみの動物だった。
この蛙をとりあげている詩のいくつかもとってもいい。
蛙ひとつで,こんなにも世界が広がるんだと,ちょっと発見した感じだ。

でも,「時代とともに生きた」ということが何を意味するのか
わたしはまだ知らない。
これから読んでいこうと思う。

と,まだまだ読みたい本が山とある。
それなのに,遅々として進まない。
焦っても仕方ないので,ゆっくりいくしかない。
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by KATEK | 2007-04-04 20:14