日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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慣性の法則はすごい。

いつのまにかもう3月。
このまま春に突入するってわけか。

春は大好きな季節だけれど,からだと気持ちにはいい気候ではないらしい。
陰陽五行説でいけば,春は「気」をいためやすい時期にあたるのだ。
「気」は元気の「気」。
精神疾患には大敵。
なんでだろう。
天気が変わりやすいからかしらん。

このところ,元気な日はまる一日元気だけれど,その分ほかの日に
しわ寄せが来る。

慣性の法則という物理で習ったことば。
これが実際の生活にぴったり当てはまってしまうからすごい。
(物理学ってなんなんだ??)

いったん横になってしまうと,かったるさが増してきて,さらに動かない
状態になりやすい。
そんな自分がますます困り者で,だからますます気持ちまでかったるくなる。

でも,朝から腕まくりしてよっしゃと思って何か始められる日は,
一日ひょいひょいと動けてしまう。

あの有名な日野原重明先生は,「生活習慣病」ということばをつくり
広めただけあって,習慣の恐ろしさをよく語ってくれる。
いったん動かなくなると,悪循環が始まるから,ちょっときつくても
慣れるまでは動く習慣をつけるよう努力しなさいと書いている。
わかっちゃいるけどなぁ・・・

なんでこんなに朝突然調子がいい日がやってくるのか。
なんでこんなに今日は動けないのか,理由がわかればもう少し何とか
できそうなんだけど。
それはいいわけであって,ともかく歩くぐらいはしないと,そう思い
ますますMUSTの世界にはいってでられなくなるわたし。

そういえば,昨日,芥川賞受賞のインタヴューの様子を見た。
『ひとり日和』という作品。
芥川賞選考委員の方々(たとえば,あの石原慎太郎さん!とか村上龍さん)は
口をそろえて,この作品はいいとほめまくる。
そうかなぁ・・・
わたしにはちょっと向かない作品だ。

若い女性が主人公。
彼女の毎日感じるこの社会への違和感とか不安を描いたという。

主人公にはちょっとした盗み癖(ちょっと失敬ってな感じ)があって,
それを自覚してはいるけれど,ちょっとという風にすましてしまう。
これも違和感の表現とはいうけれど・・・
人間ってこんなに薄っぺらいものなのかなぁって感じてしまう。
今の若者が抱える不安は,ことばにならないけれどとっても複雑で
それを本人は自覚していなくても,その不安をつかんでほしい気がするんだ。
文学というものに。
社会科学では言い尽くせないなにかを象徴的にずばっと,あるいは
それとなく・・・

今一歩ふみこみが足りなくて,文章自体もケータイの会話のように
なんだかぶつぎれな気がして,わたしには読みにくかった。

読んだすぐ後に,横光利一の『機械』を読んだので,なおさら。
横光利一の文章も読みやすくはないけれど,リズムがあってなんだか
踏み込んでその世界の中にはいっていけるような。

まぁ,石原さんのように「今をとらえた作品を書いた方」がいいと
おっしゃるのだから,いいのかもしれない。

単なるわたしの好みを書いただけでした。
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by KATEK | 2007-02-24 19:16