日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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山尾三省さんの詩を読みました

最近,丘や畑や山の写真が見たいという感じが続いています。
この前,お地蔵さんと道の写真集を買いました。
まだ,買ったにもかかわらず本は開けていません。
もう少し落ち着いたら見ようと思って,とってあります。

そこで,山尾三省さんの詩を,ここに写します。

soroさんとゲキトさんに,詩集を開く機会を与えてもらいました。


     三光鳥   暮らすことの讃歌   


         地蔵 その二


  お地蔵さん というのは
  深土を 神と知ることである

  すみれの花が 咲くでしょう
  野いちごの花が 咲くでしょう
  それが お地蔵さん

  青草が いっぱいでしょう
  安心 するでしょう
  それが お地蔵さん

  暖かい でしょう
  どっしりと 深いでしょう
  それが お地蔵さん

  お地蔵さん というのは
  来るべき わたしたちの深土の文明の呼び名です



          ゆっくり歩く


 忙しい今日だから
 ゆっくり歩く

 秋の陽のふりそそぐ音が
 きこえますように

 そよ風が
 素足にやさしく ほほえみますように

 きんみずひきの黄色の花が
 おのずから この心にとまりますように

 岩たちの無言の歌が
 無言のままに ひびきわたりますように

 忙しい今日を
 ゆっくり歩く



                山尾三省詩集  くだかけ社
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by KATEK | 2006-11-05 00:27