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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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主流派経済とは?

今日は久しぶりによく寝た。
いい気持ち。
啓蟄をすぎると,昼寝も気持ちよさがましてくる。

昨日道を歩いていて,椿のつぼみをみたら,
思っていたより美しいのではっとした。
幾重にもかさなる花びらが,まるく膨らんでいる。
つぼみがたくさん連なる様子は,あまり気にしたことがなかった。
世の中きれいなものはまだまだたくさんあるのだろう。


今日読み始めたのは,
神野直彦『人間回復の経済学』 岩波新書
とても読みやすい本。
やはりこれも,現在の主流派経済学の批判の書。

スティグリッツのような良心的かつ現実的な主流派経済学も
きちんと学んだ上で,その限界がどこにあるのか考えるのは,
世の中に満ち溢れている経済学者の嘘をまずよめるように
なってからか・・・

なぜ竹中のような学者は市場万能主義を叫ぶのか,
彼にとってのうまみはどこにあるのか,いまひとつわからない。
ハイパーインフレにもっていきたいとか,保険制度を早く変えたいとか
そこらへんの,マスコミがはっきり語らない部分をおさえることは
重要だ。

憲法のこと,失業や社会保障制度の改悪は,最も大事な問題なのに
このままのマスコミや国会の取り上げ方では,
何の抵抗もなく進んでしまいそうな予感。
このどっと来る変化の前に手を打つ方法をさぐらなくては。

ところで,神野さんの本は
「構造改革」の痛みを共同経済である財政で分かち合わなければ
ならないというのが基本姿勢。
今の市場の論理は「いじめの論理」だと語っている。
スウェーデンの社会が,神野さんのひとつのモデルらしい。

このあと新評論からでている『スウェーデン人』を読みたい。

ブログを読みあっている仲間通しで,同じテキストを読んで
話し合ったりできたらいいなぁなどと最近思ったりする。
そういう仕組みもできているそうだけれど・・・
(パソコンやブログのしくみおんちなのでわからないことだらけ)

明日・あさってはお休みします。
by KATEK | 2006-03-18 21:26