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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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怒り

今日は早めに帰ってきて,自治体の通院医療費負担の
申請手続きをとるための相談を,役所に電話して,きいた。
この4月から制度が変わるから。

そのあと,前に録画しておいたドキュメンタリー
「生活保護が受けられない」というテーマのものをみた。

今100人に1人の割合で生活保護を受けている人がいるという。
けれど,テレビで映し出された人たちは,そのなかに
はいっていない。

30代で餓死した男性。
今,餓死に関する訴訟が各地で行われているという。

血縁関係はあっても頼れないという事情を話しても一切
受け入れてくれない。

ある女性は,役所でこんなことを言われたという。
「あなたは太っているから,雇ってもらえないのだ。
それに太っているから1週間くらい食べなくても大丈夫だろう」
と。
彼女はそのことを話した直後,パニックの症状がでて,
悲鳴に似た声を上げた。

生活保護を受けさせないための脅しが行われている。
警察署から勤務場所をかえ,生活保護の申請窓口で仕事を
している人たちも複数いた。
「住所がないから,保護は受けられない」と平然と嘘をつく。

からだを壊しても,人に迷惑がかからないようにと
「生きなきゃならないと思うんです。」と語る人,数人。

いつから日本のなかで憲法25条が,「死んで」しまったのか。
S.56年の「適正化」の指示が出てから,じわじわと進んできた
切捨て。
厚生労働省は,これからもっと「適正化」を進めるとしている。

生きることだけで満足しなくてはならない社会。
授業料の払えない生徒も実際増えている。

おなかが痛い,こんなことくらいで沈んでいては
もったいないとさえ思えてくる。
もっとからだを鍛え,精一杯生きないと・・・
こんな理不尽なことを,もっと怒れるようにならないと。

世界人権規約でも,人間が生きていくことは保障されている。
こんな明白な権利が踏みにじられようとしているのだ。

いま「ビッグイシュー」というパンフレットを売ることで
東京の野宿者たちのなかで生活を立て直そうという動きが
進んでいる。
(「ビッグイシューに関してはsoroさんのブログにもあった)
自立は大事なこと。
公的な機関がその役目を果たさなくなっていく中で,
協同して生きるつながり作りに期待したい。
by KATEK | 2006-01-18 18:35