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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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女性にとっての命令形。

ある本を見つけようとして本棚をごそごそしていたら,
忘れていた本を見つけた。
ことばに関する本。
(今手元にないので書名は略)

昨日学校で,窓からか顔をだし大きな声で,
生徒に向かって怒鳴っている男性の教員がいた。
あまりに大きな声だったので,若い男の先生は
「迫力あるなぁ。」と感心していたようだった。

わたしはあれ?とおもったのに。
そんな大声を出さなくたっていいだろうにと。

校門から出て行こうとする生徒に,
「どこにいくんだ。でちゃだめだろ。戻れ。早く戻れ。」
と「指導」。

そう,昨日見つけた本の話に戻ると,
女性の使うことばは怒りの表現に向いていないこと。
またしかる・怒鳴ることにも不向き。

まったくだと思う。
男性の教員は,「教室に入れ」から始まって,
全てを命令形で話しても,おそらく生徒には違和感がない。
もしも同じようにぶっきらぼうに女性がそんなことばを
使ったらドウだろう?

教員になって数年の間,わざとそういうことばを使ったことがある。
またある程度歳がいった女性の先生で,怒るとそういうことばを
使う人もいる。
でも,すごく無理しているとしか聞こえない。
聞きたくないような声を出しているといってもいい。

自然と命令形のことばに従う生徒のほうが多いし,
わたしのようにlet'sの言い方しかしないと,なかなか静かにならないし
また私が注意していることに気づかないことすらある。

この差をどう考えていいのだろう?

わたしは淡々として静かな教員が理想。
でもそういう理想を捨てなければならないといわれる。
そうなのかなぁ・・・

静けさがわたしには大事だ。
無理だとしても。
by KATEK | 2011-12-14 20:02