人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

『非国民』ということば

夕べは久しぶりに,シューベルトの『水車小屋』と,
ブラームスのコンチェエルト第2番ほか,ブラームスを
何曲かきいた。

シューベルトは,かわったところでフランスの
スぜーが歌ったもの。
ドイツ圏の人の歌い方とはまったく違う。
好みだろうが,あんまり深刻に近代人の人間の生き方
なんてことを考えないで聞くにはいい。

まえに,感情は変えれられないと書いたが,
あれはまちがいだ。
感情が(どんな不合理なものでも)わいてくるのは,押さえ
れれないということ。
だから感情の行き先をかえていくことはできる。
それは論理療法の考え方。

人の考え方は癖になっているので,こういう状況だとこう
考えてしまい落ち込んでいくというパターンを崩すのだ。

でもこの種の本はもう何冊読んだだろうか・・・
確かに癖は変えていける。
調子のいいときはなおさら。
でも元気がなくなると,理屈は引っ込む。

前の職場で堪えたのは,よく考えてみたら子供との関係より
大人どおしの関係だった。
つまりスピッティングというやつ。いじめ。
それがトラウマになると,そのことを連想したり思い出したり
してしまうところにいくと,問題が起こってくる。
さて,私はどう乗り切ろうか。

職場のプランターに,切花から芽が出てうえたニチニチ草が
元気に咲いている。毎日水をかけているだけなのに
けなげに咲いていてくれる。
園芸療法でも始めるか。

と,ここで話は変わるが,
太平洋戦争の話の定着率の低いこと,このうえない。
小林よしのりどころの問題ではない。
治安維持法から大政翼賛会までの,思想や行動の弾圧は
まるっきりゼロだ。
それなのに「非国民」ということばだけはほとんどできている。
なぜこのことばがこんなに定着しているのか
本人たちに聞いてみたいようにも思う。
いまだに生きている言葉なのだろうか。

職場空間,職場の組織自体に拒否感はあっても
生徒と勉強はしたい。
この矛盾をどこで突き破るかが,目下の課題。
by KATEK | 2005-10-24 05:13