日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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鳥とブラームス。

お昼も過ぎた頃,相方が昼寝中のわたしのところに
やってきていった。
「鳥が音楽に合わせてチュピチュピいってるよ。
ブラームスのフルートに合わせて鳴いてるみたいで,
音楽がやむところでは,鳴きやむよ。」

からだもぼろぼろといったところの相方が,やっと
くつろいだ顔になって報告に来てくれたわけだ。

なかなかいい鳥だな,なんて人間のわたしは思ってしまう。

昔から日本では「ききみみずきん」なんて話があったり,
聖フランチェスコ(だったっけ?)は鳥と話したなんていわれていたり。
メシアンはまさに鳥のさえずりをそのまま音楽にしたし,
人間は鳥と音を通じてけっこう関わってきたのだな。

わたしだって,経験がある。
初めはあまり人がすれ違わないような山の中でのはなし。

小さなオカリナのようなペンダントをぶら下げて山に入ったら,
ウグイスが鳴いている。
まだ初心者で,うまくさえずれないのがよくわかる。
わたしはそのオカリナもどきで,ウグイスの鳴きまねをした。

相手のウグイスは応戦する気になったようで,ずいぶんと
鳴きかわしをしたら,結局あちらのウグイスの音程やリズムが
わたしの笛の音にまけて=うつってしまって,変な鳴き声の
ウグイスになってしまった。

あとでちょっと悪かったかなと思ったけれど,なんとかなるだろう,
そう勝手に思いなおし山を降りた。

次は上高地で。
この混雑した地では,いくらおばさんといえども,そう派手に
子供じみたこともできない。

その時はウグイスの声をまねして作った笛を首からぶらさげて
歩いたものの,時々聞えるウグイスにちょっと挑戦という程度。
なにしろ,ここのウグイスはとうとうと孔雀が羽を広げるように,
歌い上げてくれる。
あなた何様?といった鳴き方。
遊んでくれる気持ちがない。
だから,何でもいいから鳥が反応してくれないかなと,
少しばかりやけになっていた気がする。

と,こうして鳥との付き合いはいろいろだ。
でも,本当のところ,鳥だけではなくていろんな動植物たちが,
人間の相手をしてくれているのかもしれない。

サクラの花びら一枚さえも,風にのって人の感情を揺さぶるのだから。



とここまで書いてはきたものの,この3月末から今までの
忙しさといったらない。
昔のわたしは,この倍速で働いていたような覚えがあるから,
異常としか思えない。
こんどはいつエントリーできるやら・・・
雨が降ったり寒かったりの春なので,みなさんお大事に。
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by KATEK | 2010-04-10 21:11